膝が固まって痛くなる症状の原因と対処法
膝の関節が固まってしまい、痛みを伴う症状は、中高年の方に特に多く見られる問題です。
このブログでは、その原因、対処法、解消法について詳しく解説します。
膝の症状は軽度のものから重度のものまでさまざまですが、自己対処できる範囲と専門家の治療が必要な範囲を区別することが重要です。
接骨院で提供できる改善法を中心にお伝えし、最終的には個別のリハビリテーションやパーソナルトレーニングに移行する重要性についてもお伝えいたします。
膝が固まる原因
膝が固まる症状の主な原因は以下のようなものがあります
1. 変形性膝関節症(OA)
関節が変形し、軟骨がすり減るなどにより関節の動きが制限されることで、痛みが生じます。
2. 関節拘縮
長期間動かさない状態が続くと血流の低下が起こって関節包や周囲の組織が硬くなり、動きが制限されることがあります。
3. 筋力低下
太ももの筋肉(大腿四頭筋、ハムストリングス)が弱くなると、膝関節への負担が増し、固まりやすくなります。
4. 炎症や腫れ
関節リウマチや滑液包炎などの炎症性疾患によって膝が動かしにくくなる場合もあります。
5. 外傷や手術後の影響
膝のケガや手術後にリハビリが不十分だと、関節が硬くなるリスクが高まります。
これくらいの症状なら自己対処可能
以下のような症状の場合は、自宅でのケアで改善が期待できます
- 朝起きたときや座り続けた後、膝が固まりやすいが、軽い運動やストレッチで緩和する。
- 痛みが軽度で、膝を動かすと徐々に楽になる。
- 膝の腫れがほとんどなく、日常生活に支障をきたさない。
自己対処法
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温める
血流を良くし筋肉を緩めるために、蒸しタオルやお風呂で膝周辺を温めましょう。 -
ストレッチ
- 太ももの前面のストレッチ:横向きに寝て、足首を持って膝を曲げて太もも前を伸ばす。
- ハムストリングスのストレッチ:立位で伸ばす足を前に出し、膝を伸ばしたままお尻を引く。
- 太ももの前面のストレッチ:横向きに寝て、足首を持って膝を曲げて太もも前を伸ばす。
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軽い運動
ウォーキングやゆっくりとしたスクワットを行い、膝関節を適度に動かしましょう。 -
炎症を抑える方法
軽い腫れがある場合は、冷却を10~15分行います。ただし、冷やしすぎには注意してください。
これ以上の症状なら接骨院へ
以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
- 膝の痛みが激しく、動かすたびに強い痛みを感じる。
- 明らかな腫れや赤み、熱感がある。
- 膝が完全に動かせなくなった、または引っかかるような感覚がある。
- 症状が数週間続き、改善しない。
- スポーツ中や転倒などの外傷が原因の場合。
佐々木接骨院でできる改善法
当院では、膝の固まりや痛みを解消するためのさまざまな方法を提供しています。具体的には以下のような施術やリハビリテーションが行えます
1. ハイチャージ療法
高周波電流を用いて体内の細胞を活性化し、痛みや疲労の軽減、腫れや筋肉の緊張を改善させます。
2.微弱電流治療
エレサスは微弱電流(非常に低い電流)を使用する治療器で、人体に負担をかけることなく細胞レベルでの働きを促進します。
3. 関節モビライゼーション
手技によって関節の動きを滑らかにし、拘縮を解消する治療法です。
4. 筋力強化トレーニング
レジスタンスバンドやマシントレーニング、低負荷のスクワットで大腿四頭筋やハムストリングスを効率的に強化します。
5. ストレッチング
腸脛靭帯、大腿四頭筋、ハムストリングスなどを重点的に伸ばし、柔軟性を向上させます。
6. テーピング療法
痛みの軽減と正しい関節の動きを促進するために、適切なテーピングを施します。
7. 姿勢改善指導
歩き方や立ち方、座り方を見直し、膝への負担を軽減します。
リハビリテーションの具体例
1. 可動域訓練
- 膝を曲げ伸ばしする練習を椅子に座って行います。
- 仰向けに寝て足を床に着けたまま、膝の曲げ伸ばしを行います。
2. 筋力強化エクササイズ
- 椅子に座った状態で足を前に伸ばし、ゆっくりと上げ下げするトレーニング。
- 太ももに力を入れて10秒間キープするアイソメトリック運動。
3. ストレッチング
- 大腿四頭筋のストレッチ:立った状態で足首を持ち、太ももの前側を伸ばします。
- ハムストリングスのストレッチ:椅子に足を乗せ、体を前に倒して後ろ側を伸ばします。
4. バランストレーニング
- 片足立ちを行い、膝周りの安定性を向上させます。
- 初心者は壁や椅子を支えにして行います。
5. ウォーキング指導
- 膝に優しい正しい歩行フォームを習得し、膝への負担を減らします。
- 歩行時間や距離を徐々に増やしながら取り組みます。
パーソナルトレーニングへの移行
リハビリで膝の痛みが改善した後は、さらなる予防と体力向上のためにパーソナルトレーニングをおすすめします。全米認定のトレーニングコーチの資格を持つ院長の指導のもと、個々の目標や体力に応じたプログラムを実践することで、膝の健康を長期的に維持することが可能です。
まとめ
膝の症状を軽視せず、早めに適切なケアを行うことが大切です。まずは軽い症状であれば自己ケアを試し、それでも改善しない場合や症状が悪化する場合は、接骨院での施術を検討してください。
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