脱臼とは
いわゆる関節が外れてしまう事。骨と骨で構成される関節がどちらかの骨(通常は体から遠い方)が外力によって関節から逸脱してしまう状態です。
この時、関節が外れた事で関節を取り巻く靭帯、関節包などが著しく損傷されます。酷い場合は骨折を伴うケースもあります。
脱臼は整復したらそれで終わりと言うわけではなく、損傷された靭帯、関節包などの修復に時間を要します。
脱臼が癖になるケースがありますが、これは「習慣性脱臼」と言われ関節を取り巻く靭帯、関節包が伸びて支える力が弱くなり、少しの外力で外れてしまう事を言います。
症状
痛みが強く自分では動かせません。弾発性固定と言われ、無理に動かしても骨は関節に戻ることが出来ず、脱臼した肢位でとどまってしまいます。
腫れも顕著になり、靭帯や関節包、毛細血管の損傷を伴うため血腫が認められるようになります。
処置
整復が大前提になります。
整復はむやみに行うと組織の損傷を大きくしてしまうため、専門医に診てもらう事をお勧めします。
当院の治療
先ずは整復を行います。
脱臼の治療には医師の同意が必要なのですが、応急処置は認められています。
整復後、近隣の提携医に画像診断を依頼します。
その後の治療は医師の同意が得られたら、当院のハイチャージ、エレサスを使って治療する事で早期の回復が可能になります。