もう一度、あのフィールドへ。全てのアスリートに贈る、医師も見放した僕の膝前十字靭帯損傷から復活までの道程。その7

3カ月を経過する頃には、だいぶ膝が安定してきました。

 

スクワットは片脚ではやっていたので、バーベルを担いでのスクワットにも後半は取り組んでいました。

 

自重での片脚スクワットはやっていたとはいえ、重りを担いでのスクワットは最初はかなりの恐怖感がありました。

 

ここで感じたのは左右の安定感の違い、筋力差です。

 

改めて更なるリハビリの必要性を感じ、壁を付きつけられた気分になりました。

 

一番重要だと感じたこと

 

このリハビリで特に重要だと感じたこと。

 

それはハムストリングスの強化です。

 

これは僕自身の脚の状態が、特にハムストリングスの弱化があったためかもしれません。

 

しかし、前十字靭帯の機能、膝の前後の制動や安定性を得るためにはハムストリングスの強化は必ず行わなければいけない必須の要素。

 

その理由はこのような膝の特性にあります。

 

ハムストリングスが膝を安定させる

 

膝を曲げる働きを持つハムストリングスはこのように膝関節を跨いで、脛の骨に付着します。

これは脛を後方から後ろに引っ張る作用もあり、この作用は前十字靭帯の機能である膝の安定性、特に前後の制動を補完できる重要な働きでもあります。

ハムストリングスを強化する事で歩行や階段での安定性がかなり向上しました。

 

やっとまともに動ける下地ができて、本格的な下半身のトレーニングが出来るようになりました。

 

現在ではジャンプやストップなど、実際のスポーツで行われる動作になれるためにプライオメトリックの要素を含んだドリルも始めようと思っています。

 

最後に


競技をやっていたらケガをするのはある意味、当然かと思います。

 

ですが当院ではケガをした患者さんをなるべく早く復帰出来るように心掛けています。

 

しかし、最短ルートを選んだとしても避けて通れない道は必ずあるんですね。


余分な無駄な事をする必要はありません。

 

今回のリハビリは必要な要素のみを集中して行った結果、かなりの早さで復帰出来たものと考えています。

 

診断(評価)と 施術(リハビリ)

 

この判断を間違えず正確に行えば、最短で確実な復帰が可能になります。

 

ケガをした後、ひたすらアイシングをしていませんか?

 

リハビリと称して電気をピクピク当ててマッサージを受けていませんか?

 

触れるだけで治ると言われてわけのわからない整体と称した施術を受けていませんか?(笑)

 

必要な事にフォーカスしてしっかりと行いましょう。

 

そうすれば必ず結果は出ます。

 

当院では前十字靭帯損傷後のリハビリテーションに特化したプログラムをご用意しております。

前十字靭帯損傷リハビリテーションプログラム

 

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