手首が痛くなる、いろいろな原因と自分で出来る改善方法

手首の痛みは日常生活やスポーツ活動に大きな影響を与えることがあります。ここでは、手首の解剖学的な仕組みや痛みの原因、改善方法について詳しく解説します。
また、医療機関を受診したほうが良い症状の目安や、佐々木接骨院で提供可能な施術法についてもご紹介します。


手首の解剖学的な仕組み

  1. 手首は、8つの手根骨(舟状骨、月状骨、三角骨、豆状骨、大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鈎骨)と橈骨、尺骨という2つの前腕骨から構成されています。



    これらの骨は複雑に連結し、関節包や靭帯で支持されています。また、手首を動かすための腱や筋肉が通っており、それらは腱鞘に包まれています。

神経では、正中神経、尺骨神経、橈骨神経が手首周辺を支配しており、これらが障害されると痛みやしびれを引き起こす可能性があります。


手首の痛みの原因

  腱鞘炎(ドケルバン病)

  • 原因: 繰り返しの動作や過度の使用が原因となることが多い。
  • 症状: 動かすと痛み、腫れ、こわばりが生じる。
  • 自分で出来るチェック法: 親指を他の指で包み込み、手首を小指側に曲げる(アイヒホッフテスト)。この動作で痛みが強くなる場合、腱鞘炎の可能性があります。

    関節炎

    • 原因: 加齢、リウマチ、感染症などによる。
    • 症状: 手首の腫れ、痛み、可動域の制限。
    • 自分で出来るチェック法: 手首を軽く握り、他方の手で手首を上下に動かしてみる。痛みやゴリゴリとした感覚がある場合、関節炎の可能性があります。

      神経障害
      • 原因: 手根管症候群やガングリオンによる圧迫。
      • 症状: しびれ、感覚鈍麻、握力低下。
      • 自分で出来るチェック法: 手首を90度曲げて、両手の甲をお互いに合わせて1分間維持(ファレンテスト)。指先にしびれや違和感が出る場合、神経障害が疑われます。


        骨折や捻挫
        • 原因: 転倒や打撲などの外傷。
        • 症状: 激しい痛み、腫れ、変形。
        • 自分で出来るチェック法: 手首を軽く押して強い圧痛があるか確認。特に骨の突起部分(茎状突起や舟状骨など)に強い痛みがある場合、骨折の可能性があります。


          軟部組織の損傷
          • 原因: 筋肉や靭帯の過度なストレス。
          • 症状: 局所的な痛み、動作制限。
          • 自分で出来るチェック法: 手首を上下左右に動かしてみて、特定の方向で痛みが強くなる場合は靭帯や筋肉の損傷が考えられます。


            加齢や慢性的な負担
            • 原因: 長年の使用による摩耗。
            • 症状: 疲労感、鈍い痛み。
            • 自分で出来るチェック法: 手首を軽く回すときに痛みや違和感がある場合、慢性的な負担が原因の可能性があります。

            自分で出来る改善方法

            1. 休息とアイシング
            • 過度な使用を避け、冷やして炎症を抑える。

            1. ストレッチとエクササイズ
            • 手首の柔軟性と筋力を維持するため、軽いストレッチを行う。

            1. サポーターやテーピング
            • 手首を安定させ、負担を軽減する。
            1. 正しい姿勢と動作の見直し
            • 手首への過度な負担を避けるため、作業環境や動作を改善する。

            医療機関を受診したほうが良い症状の線引き

            以下の症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

            • 激しい痛みが続く、または悪化する。
            • 手首の変形や明らかな腫れ。
            • 指先のしびれや感覚喪失。
            • 手首を動かせない、または可動域が大幅に制限される。
            • 外傷後に痛みが続く。
            • 発熱を伴う腫れや痛み(感染症の可能性)。

            佐々木接骨院で出来る改善方法

            当院では、以下のような施術方法を用いて手首の痛みの改善をサポートします。

            1. 微弱電流治療:炎症を抑え、自然治癒力を高めるために微弱電流を使用します。

            2. ハイチャージ療法:細胞のミトコンドリアを活性化して、損傷組織の修復を早めます。

            3. 徒手療法:手技による関節や筋肉の調整で、正常な動きを取り戻します。

            4. テーピング療法:手首を安定させ、正しい動きをサポートします。

            5. リハビリ指導:日常生活やスポーツ復帰を目指したトレーニングを指導します。

            まとめ

            手首の痛みを放置すると、日常生活に支障をきたすだけでなく、悪化して慢性的な問題につながることもあります。早めの対処と適切なケアが重要です。手首の痛みでお悩みの方は、ぜひ佐々木接骨院までご相談ください。

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