一流のプロに学ぶコアの意識
伸び悩んでいる自分のスポーツパフォーマンスをもっと向上させたい。
特に痛いわけではないが、違和感を感じる自分の体をもう少し改善させたい。
今回はそんな方へのとても参考になるお話です。
佐々木接骨院院長、パーソナルジムSASAKI STRENGTH & CONDITIONING代表の佐々木です。
今回のブログは、最近見たYouTube動画でとても興味深いものがあったので皆さんにご紹介したいと思います。
その動画は「フルタの方程式」
元プロ野球選手、古田敦也さんのチャンネルにある動画です。
ここでゲストとして、元ヤクルト、メジャーリーガーの五十嵐さん、元ソフトバンクの大エース、斉藤和巳さんが速い球を投げるためのトレーニング方法として、とても大切なポイントをお話されていました。
お二人が協調されていたのは、コアの強化、腹圧の強化というものです。
それは昔から言われる、丹田に力を込めるというもの。
上半身、下半身と言う部分ではなく、中心部分に意識を集中してトレーニングするべき、と言う共通認識でした。
このブログでわかる事
〇体の効率的な使い方
〇呼吸が及ぼす大きな影響
〇プロが行きついた核心のトレーニング
コアとは
ここで言われているコアの部分は、詳しく言うと腹腔内圧を高める部分と言えます。
上を横隔膜、下を骨盤底筋群、周りを多裂筋、腹横筋で囲まれた空間です。
これらに囲まれた空間の圧を上げる、という事が何より大切という事。
要は息を吸ったときに、お腹周りを360°全体で膨らませお尻の穴をキュッと閉める感じ。
吐くときは肋骨を下げてお腹を閉めるように吐く。
筋肉的には内腹斜筋、腹横筋が活性化されます。
こういったコアの部分をどのようなトレーニングでも最優先でしっかりと意識するべきとのお話でした。
力を抜く
次にポイントの、力を抜く、と言うのも先ずはコアを意識すべきとの事。
そこで力を抜くためには、呼吸から意識する、という事で呼吸のやり方からアプローチして力を抜く方法をお話されていました。
貴重な現場からの声
このような現場からの声はとても貴重で、なぜならそれは本当に求められて必要なものだと現場で感じているからです。
僕らトレーナーはこんなものを勉強してこんな効果があるからどうか、と言ったスタンスですが、現場の、ここが必要、これをしなければいけない、と言うスタンスで導かれるトレーニング法はとても強い説得力があるわけです。
突き詰めたプロ中のプロがいう事は難解に感じるかもしれないけど、僕らの立場から見ると、さすがだなー、ととても感心してしまいます。
トレーニングをする上でのポイント
動画の中で斉藤和巳さんが、トレーニング中はずっとお腹を締めておく、と話されていました。
五十嵐さんもターゲットとなる筋肉は意識しないで、腹圧を意識して動作を行うと言われています。
意識しないと出来ないことをトレーニングで意識して、実際のパフォーマンスでは無意識に行う事が出来るようにする。
トッププロの話にはひたすら感心するばかりでした。
お腹を締めてトレーニングを行うための、簡単に意識できるポイントがあります。
それは息を吐き続ける事。
例えばベンチプレスで言えばセオリーは息を吸いながらバーベルを下ろし、吐きながら上げると言う感じですね。
これを下ろす前に息を吸い込み、息を吐きながら一連の動作を完遂する、と言うやり方です。
このように行うと自然にお腹が締まり、丹田と言う部分に自然と力が入ります。
行きつくは呼吸
前述した力を抜く話と重複しますが、リラックスして余分な力が入らないようにするのが高いパフォーマンスを発揮する前提条件になり、
それを可能にするには呼吸から見直さないといけない、との事。
当院でも呼吸へのアプローチは、施術、パーソナルトレーニング両方で行います。
二酸化炭素を吐き出して酸素を取り入れるだけが呼吸の働きではなく、姿勢安定、力発揮、自律神経、痛み、など関与影響する部分はとても多くあります。
その呼吸を改善する事で、スポーツでも大きな役割が果たせることが近年分かった来て、僕も勉強中です。
先日の腰痛の患者さんも最後、呼吸エクササイズをすると腰の反りが改善され、痛みが消失しました。
呼吸エクササイズは簡単なようで、いろいろな症状、動作を改善するとてもパワフルな方法です。
まとめ
コアを意識する事、呼吸を改善してそれを無意識に行う事。
何か禅問答のようですが、これはすべてのスポーツに必要な、見落としてはいけない部分だと思います。
当院では施術、パーソナルトレーニングで以前から積極的に呼吸エクササイズを取り入れています。
呼吸から見直してご自分の体の不調を改善したい方、スポーツパフォーマンスをアップさせたい方はお気軽にお問い合わせください。
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