自分の腰痛は治らない、と諦めている人へ。

こんにちは。

豊橋市札木町の佐々木接骨院、院長の佐々木です。

今朝、外の掃除をしていると子供たちの登校を見守ってくれている旗当番のおじいちゃんに話しかけられました。

「あんたんとこ、日曜日の新聞に当番で出とったね。」

豊橋は全国でも珍しく、接骨院の日曜当直があります。

そんなお知らせを見てくれて声をかけて頂きました。

当直は突発的な怪我や痛みが多いので、しっかりと対応してお力になれればと思います。

 

facebookやグーグルマイビジネスの当院のページでもお伝えしていますが、ギックリ腰の患者さんが続いています。

いわゆる腰痛持ちの患者さんがコロナの影響で運動不足になってしまい、いざ動こうとして痛みが出てしまうケースが多いですね。

この腰痛持ち、という考え方も考え物で、もう自分は腰痛とは縁が切れない、と思って諦めてしまっている言葉とも言えます。

これってとても勿体ない事なんですよね。

なぜって、その腰痛の改善方法はいろいろあるからです。

こんな風に諦めてしまっている一つの原因は、医師からの診断によるものが大きいのではないでしょうか。

まず整形外科を受診するとレントゲン、MRI、CT検査などを行って少しでも異常が確認されればそこが原因とされます。

手術をするほどでもないけど気をつけてください、と言われた瞬間、「ああ、私の腰は異常があるんだ、腰痛になりやすいんだ」と刷り込まれ、慢性腰痛患者の出来上がりです。

しかし、現在では実際に感じる痛みと組織の器質的な異常は必ずしも一致しない、というのが世界的に常識になっています。

これは検査をして見つかった異常はその痛みの原因とは必ずしも言えない、という事なんですね。

なぜかと言うと、腰痛の無い人間を沢山集めて腰の検査を行った結果、かなりの割合で腰に器質的な異常があった、という報告が世界中で発表されているからです。
これは、実際に感じる痛みと組織の器質的な異常は必ずしも一致しない、という事を表しています。

しかし、器質的な異常が本当にヤバい事もあります。

レッドフラグと言われる、骨折、重度の神経症状、膀胱直腸障害、痺れ、骨腫瘍、悪性腫瘍などです。


これらが疑われる場合は直ちに患部への処置、治療が必要になります。

このレッドフラグを判断するにはレントゲン、MRI、CT検査を行わなければなりません。

レッドフラグの検査には整形外科的な画像診断はとても有効です。

言い換えれば整形外科での画像診断は、レッドフラグの判断をする為のもので、慢性腰痛の原因を探るものでは無い、と言う事なんです。

慢性腰痛の原因はさまざまな影響、ストレスによって引き起こされていると言われています。原因を特定するのがとても難しいものなんですね。

慢性腰痛の原因をその箇所のみに求めるのは些か無理があるんです。

では慢性腰痛の原因はなんでしょうか?

それを探るには一元的な診方ではなく、多角的な診方が必要になります。

 

歪み、左右差を原因とする診方

まず、体の歪みや左右差をその原因とする診方があります。

整体や接骨院の先生を受診するとよく言われる原因ですね。

代表的なのが骨盤の歪みや足の長さの左右差など。

ポキポキしたりゴキッとしたりしてその歪みや長さを揃えることで痛みを改善して行きます。

最近ではソフトに行うものもありますね。

 

筋肉の張りや硬さが原因という診方

これも接骨院の先生や鍼灸院の先生を受診するとよく言われる原因です。

今では筋肉は筋膜を介してすべて繋がっている、とする考えが良く言われるようになりました。聞いたことがある人もいるかもしれませんね。

そんな考えを元に腰痛には腰ではなく、こんなところの硬さが原因!として少し離れた箇所を施術したりします。

ストレッチなどもそうですね。

 

全身の繋がりを考慮して原因箇所を探るやり方です。

 

神経が原因とする診方

筋肉が正常に動いていないから痛みが出てしまう、正常に動かすには筋肉に動く指令を出す神経の改善が必要、という考え方です。

体の反射や神経ネットワークを改善するもので、筋肉の出力を上げて力を発揮させようというのが狙いです。

 

脳が原因とする診方

痛みを感じているのは脳だから、脳の働きを改善すれば痛みも改善するという診方です。

自律神経からの影響も脳が原因とされています。

最近では認知行動療法から怪しい催眠療法まで、新しいアプローチとして広がりを見せています。

疼痛学という分野があるそうで、脳からのアプローチが研究されており欧米では急速に広まっています。日本ではまだ少し遅れているみたいですね。

 

では何が自分の腰痛の原因なのか?

ざっと挙げただけでもこれくらいの診方があります。

他にもいろいろとあるでしょう。

どれが良い悪いではなく、慢性腰痛を改善する施術を受けて改善すればそれがあなたの腰痛の原因だったと言えるでしょう。

しかし、これらの原因はお互いに分かれて存在するのではありません。

神経ネットワークを改善したら筋肉が緩んだり、歪みを整えたらバランスが向上し力が入るようになったりするんですね。

互いにリンクする部分があり、独立した、いわゆるそこだけが原因!と言うものでは無いのです。

慢性腰痛に対しては一方向のみの診方ではなく、多角的なアプローチが必要です。

整形外科で異常ありと言われたあなた。

レッドフラグでない限り心配する必要はありません。

電気、牽引で腰痛が改善しないようなら、違う施術を受けてみるのも良いかと思います。

どうぞ自分に合った施術、治療院を見つけてください^^

 

当院では慢性腰痛に対していろいろなアプローチを行い、患者様の症状に焦点を合わせて最適な施術が出来るように努めています。

当院で施術をご希望の方はこちらからどうぞ。

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