坐骨神経痛にはこのストレッチが効く
お尻の辺りから太ももの裏辺りまで、ピリッと痛む坐骨神経痛。
坐骨神経痛とはどんなものか把握してもらうと、ストレッチの際にもイメージが出来てさらに効果が高くなるので、どんな風に坐骨神経痛が発生しているのか、分かり易く説明しますね。
坐骨神経痛の原因
そもそも神経痛と言っても、坐骨神経痛の場合は神経が痛んだり傷がついている訳ではありません。
坐骨神経がある、そのそばにある筋肉が神経痛を引き起こしているケースや椎間板ヘルニア、血管によるものなどありますが、このブログでは筋肉による坐骨神経痛に絞って、そのストレッチまでお話します。
先ずは坐骨神経ってどんなものかを見ていきましょう。
骨と神経のみの解剖図ですが、骨盤の丸い穴から出てきている、一際太い神経。
これが坐骨神経です。
生で見てみると細いゴムホースくらいの太さで、これが神経?!とビックリするほどです。
実際の解剖で本物を見たい方は、こちらの動画でご覧ください。38分からしっかりと確認できます。 しかし、本物の御検体による解剖ですので気分を悪くする方もいらっしゃるかもしれません。
その辺りを覚悟して頂き、御検体に感謝の気持ちを込めながら見て頂けたらと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=tRDeo7CDDM4
そしてこの坐骨神経が筋肉によって神経痛を引き起こす場合、こんな筋肉がその大きな原因となります。
梨状筋と言う筋肉です。
読んで字のごとく、洋梨のような形をしているこの筋肉。
イラストでもわかるように坐骨神経の直上に存在し、その働きはつま先を外に向ける外旋と言う動作になります。
坐骨神経痛でお悩みの方、つま先を外に向ける傾向が強くないですか?
外旋の状態で偏ってしまうと、梨状筋が硬く緊張してしまいます。
直下にある坐骨神経を絞扼(締め付けるような状態)してしまい、痺れや痛みを惹起させてしまうのが筋肉による坐骨神経痛の正体です。
そりゃあ、あんな太い神経ですから締め付けられたら酷い痺れや痛みを感じるのも納得がいきます。
しかし、坐骨神経を上から押さえつけるならまだ良い方なんです。
なかなか治らないあなたの坐骨神経痛は、これからお話するもっと厄介な状態なのかもしれません。
締め付けられる神経
坐骨神経のすぐ上にある梨状筋。
まれにこの梨状筋を坐骨神経が貫通している人もいるのです。
その割合は15%の方に存在すると言われていますが、こちらの論文。
file:///C:/Users/HP/Downloads/1992_chiba.pdf仙骨神経叢各枝の梨状筋貫通の多様性 と
神経の貫通序列の形成機構について
平成4年と古い論文ですが、514の梨状筋のうち38%にあたる195の梨状筋に神経の貫通が認められ、それは坐骨神経のみでなくいろいろな神経が貫通していると報告されています。
貫通となれば四方を筋肉に囲まれた状態で、梨状筋の状態を如実に影響を受けてしまうのは容易に想像が出来ます。
あなたの坐骨神経痛が筋肉によるものと考えられた場合、梨状筋のコンディションを整える事がいかに重要かお分かりになると思います。
梨状筋のストレッチ
梨状筋のコンディションを整える方法として、先ずはストレッチをお勧めします。
こちらの動画の3分くらいから始まるお尻のストレッチを行ってみてください。
上体を倒す方向を変えると、さらに効果的です。
まとめ
坐骨神経痛かな?と思ったらまずはこんなストレッチを行ってみてください。
坐骨神経痛が筋肉が原因の場合、そのターゲットとなる筋肉を明確に把握し、施術をする事で早期の改善が可能になります。
当院ではエコーによって坐骨神経がどのように絞扼されているかを観察し、その状態を把握したうえで物理療法、徒手療法、ストレッチ以外にも効果的な運動療法を駆使して坐骨神経痛を改善します。
坐骨神経痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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