慢性腰痛・慢性ひざ痛を改善するために大切なこと。痛みを取るだけでなく「動ける体」をつくる
「腰が何年も痛い」
「ひざが痛くて、できるだけ動かないようにしている」
「痛み止めや湿布を使っているけれど、やめるとまた痛くなる」

慢性的な痛みで悩んでいる方には、このような状態が少なくありません。
痛みがあると、どうしても「動かないほうがいい」と考えてしまいます。
もちろん、強い痛みや急性のケガでは、無理に動かさず休むことが必要な場合があります。
しかし、「痛いから動かない」という状態を長く続けることは、治りを遅らせる原因になります。
慢性的な腰痛やひざ痛を改善していくためには、少しずつ身体を動かし、筋力や体力を取り戻していくことが大切です。
「痛いから動かない」が悪循環をつくる
痛みがあると、身体を動かすことが怖くなります。
例えば、
腰が痛い
↓
動くのを控える
↓
筋力や体力が落ちる
↓
身体を動かすことがさらに大変になる
↓
少し動いただけでもつらく感じる
↓
さらに動かなくなる
↓
さらに痛くなる
このような悪循環に入ってしまうことがあります。
ひざ痛でも同じです。
ひざが痛いから歩かない。階段を使わない。しゃがまない。運動をしない。
そうしているうちに脚の筋力や体力が落ち、以前できていた動作がつらくなってしまいます。
ここで大切なのは、
「痛みがある=動いてはいけない」ではない
ということです。
もちろん、痛みの原因や現在の状態によって、避けたほうがよい動きはあります。
ただ我慢して無理に動けというわけではありません。
今の身体の状態に合わせて、できる運動から始めることが重要です。
湿布や痛み止めは「動くためのきっかけ」
痛み止めや湿布を否定する必要はありません。

痛みが強くて動けないときにはとても助かります。
大切なのは、痛みを抑えることだけを最終目的にしないことです。
痛みが少し落ち着いたら、その状態を利用して身体を動かす。
歩く。
関節を動かす。
筋肉を使う。
そして少しずつ体力を戻していく。
このように、薬や湿布を「動けるようになるためのサポート」として考えることもできます。
テーピングやサポーターも「動くための道具」
テーピングやサポーターも同じです。
「テーピングをすれば治る」
「サポーターをつけていれば大丈夫」
というものではありません。
しかし、痛みや不安によって身体を動かしにくくなっている場合には、テーピングやサポーターを利用することで、動きやすくなることがあります。
つまり、
身体を動かしやすくするためのきっかけ、道具
として使うのです。
最終的には、道具に頼り続けることではなく、自分の筋肉や身体の機能を使って動ける状態を目指します。
「安静」と「動かない」は違います
痛みが強いときには、身体を休ませることも必要です。
しかし、安静にすることと、怠惰に過ごすことは同じではありません。

症状が落ち着いてきたら、できる範囲から身体を動かしていくことが大切です。
「痛くない状態、ゼロになるまで何もしない」
という考え方では、いつまでも運動を始められないことがあります。
最初から完璧に動く必要はありません。
今できる範囲で動く。
最初はベイビーステップでいいんです。

少しできるようになったら、少しだけ負荷を上げる。
そうして、以前できなかったことが少しずつできるようになる。
この積み重ねが大切です。
筋力トレーニングで「動ける身体」をつくる
慢性的な痛みを改善するために、私が特に大切だと考えているのが筋力トレーニングです。
筋力トレーニングというと、
「若い人が筋肉を大きくするためにするもの」
と思われるかもしれません。
しかし、筋力トレーニングは年齢に関係なく重要で、いくつになっても筋力は向上します。
筋肉を使えば、身体を支えたり、動かしたりする力を高めることができます。
歩く、立つ、階段を上る、しゃがむ、物を持つ。
こうした日常生活の動作も、筋力があってこそ楽に行うことができます。
ただし、ここで一つ非常に大切なことがあります。
それは、
「筋トレなら何でもいい」というわけではない
ということです。
筋トレは「何をするか」だけではなく「どう動くか」が重要
例えば、
「腰痛だから腹筋をする」
「ひざ痛だからスクワットをする」
というだけでは十分ではありません。
大切なのは、
その人の身体の状態に合った、適切なフォームで行うことです。
少しきつかったり、困難を感じるかもしれません。
しかし、適切なフォームを求めることは重さや速さを求めるよりも大切なことです。
適切なフォームを求めることが大きなトレーニングなんです。

どの筋肉を使うのか。
どの関節を動かすのか。
どこに力を入れるのか。
どのくらいの負荷をかけるのか。
身体のどの部分を安定させるのか。
こうしたことを考えながら運動することで、体は自然と変化していきます。
痛み止めは「健康の前借り」、トレーニングは「健康の貯金」
もちろん、痛み止めが悪いという意味ではありません。
必要なときに適切に薬を使うことは大切です。
ただ、薬で痛みを抑えるだけでなく、その間に身体を動かし、身体そのものを変えていくことも考えてほしいと思います。
私は、
痛み止めは「健康の前借り」
トレーニングは「健康の貯金」
と常に考えています。
まさに、筋肉を「貯筋」するのです。

今は身体が動くから大丈夫なのではありません。
今のうちから身体を動かし、筋力や体力を蓄えておく。
それが10年後、20年後の身体を支えることにつながります。
佐々木接骨院では「施術→リハビリ→トレーニング」まで一貫して行います
慢性的な痛みがあると、
「とにかく痛みがなくなればいい」
と思うのは当然です。
しかし、その先にもう一つ目標を持ってみてください。
それは、
「痛みを気にせず、好きなことを続けられる身体をつくること」
です。
痛いから動かない。
そこから、
痛みをコントロールしながら少し動く。
動けるようになったら筋力をつける。
筋力がついたら、さらに身体を上手に使えるようにする。
そして、運動を習慣にする。
この積み重ねが、慢性的な痛みとの付き合い方を変え、本当の根本改善と考えています。
最初は、正しいフォームを覚えることが難しいかもしれません。
しかし、その難しいことを一つずつ身につけていくことに意味があります。
- 身体を上手に動かせるようになること。
- 必要な筋肉をしっかり使えるようになること。
- そして、将来も自分の身体を自分で守れるようになること。
それが、慢性痛の改善だけでなく、これからの健康をつくる「貯筋」につながります。
佐々木接骨院では、施術だけで終わるのではなく、必要に応じてリハビリテーション、筋力トレーニングまで一貫してサポートしています。
- 痛みを取る。
- 動けるようにする。
- そして、動ける身体をつくる。
そこまで一緒に取り組んでいきます。
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