試合で最高のパフォーマンスを発揮するために必要なコンディショニング②(疲労回復編)

試合で最高のパフォーマンスを発揮するには試合当日、どれくらい疲労が抜けているかがとても重要です。

 

疲労を無くして良いパフォーマンスを発揮するためにはテーパリングと言う方法を用いると、高い確率でコンディショニングが成功します。

 

テーパリングに関してはこちらの本に詳しく書かれていますが、

 

今回はその内容の基本的な部分と当院のスポーツコンディショニングをご紹介します。

 

まず、これからお話するのはテーパリングを行う前の状態が、

 

練習、トレーニングをしっかりと行えて、フィットネス、筋力、スタミナ等がかなり高いレベルにあり、それに伴って疲労も多く蓄積された状態。

 

を前提とします。

 

これ以外の状態でのテーパリング、例えば体調を壊して十分なトレーニングが出来ていない、ケガからの復帰後で追い込んだトレーニングをしていなくて疲労は溜まっていない、などは多少のアレンジを加える必要があるので詳しくは本を読んで理解してもらえたらと思います。

 

テーパリングの開始時期

 

およそ2週間前からが良いとされています。

 

試合日が決定したら逆算してテーパリング開始時期を決め、そこまでにいかに練習、トレーニングを怪我無く積んで自らの体力を向上できるかが重要です。

 

それまでの体力の向上、疲労の蓄積が高ければ高いほど、試合でのパフォーマンスは高く発揮できる可能性は高くなります。

 

テーパリング時に行う事

 

①練習量

 練習量は試合に向けて減らしていきます。本の中では41~60%減らすのが良いとされています。

 減らし方は一気に減らすより徐々に減らした方が良く、例えば2週間を3つのセクションに分けて最初の4,5日を40%減、次のセクションは50%、最後のセクションは60%と言った感じで減らすのも一つの方法です。

 

②練習頻度

 頻度はあまり減らすことは無く、80%は維持した方が良いです。

 通常は週に6回の練習日がある場合は、テーパリング期間中でも4~5回は維持して行ったほうが良いという事です。

減らした分はミーティング、相手選手の研究、対策、自分のフォームチェックに充ててもいいですね。

積極的休養としてストレッチやマッサージなどの施術を受けるのも良いかと思います。

 

③練習強度

ここが一番のみそで、練習量、頻度は落としたほうが良いが、強度に関しては維持したほうが良い、というのがテーパリングを成功させる大きなポイントです。

少しスピードを落として動いたり、軽い負荷で練習をする、と言うのではなく、動きは出来るだけ本番を想定したスピード、強度で行い、あくまで量を減らす、と言う戦略です。

 

プレーのタイミングや感覚を落としてしまうと、本番で修正できないような状態になってしまうかもしれないので、あくまで量を減らして強度は下げない、と言事を強く意識します。

 

テーパリングの大きな特徴

 

こちらの本にも書かれているのように、これまでのコンディショニングと言えば超回復と言う概念が浸透していました。

 

一度トレーニングによって落ちたコンディションが、休息によってトレーニング前より高いレベルに向上する、というものです。

 

この超回復理論を発展させ、体力と疲労を分けた二元論でのコンディショニングを解説してくれたのがこの本になります。

 

フィットネス-疲労理論と言う理論の大きな特徴は、疲労の低下と体力の低下のスピード差に着目した点です。

 

練習やトレーニングを減らせば、疲労は低下しますが、体力も低下します。

 

しかし、疲労の低下スピードと体力の低下スピードを比べると、疲労のそれの方が早く、如何に体力を落とさずに疲労を低下させるか、が大きなテーマになっています。

 

ボディビルダーのいかに脂肪を落として筋肉を残すか、に似ていますね。

 

どれだけシェイプした純度の高いものを残せるかが、コンディショニングのカギになります。

 

当院が出来るコンディショニング

 

試合にいかに体力が高い状態で挑めるかが、テーパリングの大きな目標です。

 

しかし、高い体力を維持出来ていても、疲労を感じていたら力を試合で発揮することは出来ません。

 

だからどうしても2週間ほどの期間を設けて体力の低下をある程度犠牲にして、疲労を抜く必要があるわけです。

 

この2週間で抜ける疲労が3日間で抜けたら、残された体力をとても高いものになります。

 

そんな事を当院のスポーツコンディショニングでは可能にしています。

 

通常のテーパリング以上に純度の高い状態で試合に挑むことが出来、テーパリング開始前に体力を向上させて疲労を強く感じている状態ほど、その効果は高くなります。

 

当院のスポーツコンディショニングの詳細はこちらからどうぞ。

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