試合で最高のパフォーマンスを発揮するために必要なコンディショニング①(食事編)

スポーツ競技において最高のパフォーマンスを発揮するために、食事は必須の要因になります。

競技特性によって違いがありますので、それぞれ分けてお話します。

 

ローパワー

普段の食事

低い筋出力で持久力が求められる競技、マラソン、トライアスロン、競歩、などがローパワーの競技にあたります。

ローパワーの競技では普段からエネルギーとなる炭水化物を多めに摂ることを心がけます。

 

ご飯の他にうどん、餅、パスタなどを追加で摂ってカーボローディングを意識してください。

 

タンパク質は必要でないかと言えばそんな事はありません。

 

しっかりと肉、魚などのタンパク質も摂ってください。

 

炭水化物とタンパク質の摂取比は、炭水化物3:1タンパク質、が理想的です。

 

あと鉄分や亜鉛、ビタミンBなども意識して摂ったほうが良いでしょう。

 

ミドルパワー

普段の食事

サッカー、バスケットボール、ラグビー、アメフトなど、アイドリング状態からストップアンドゴーを繰り返す競技がミドルパワーの競技になります。

持久力も必要ですが瞬発力も求められ、それを繰り返し求められるのが一番の特徴です。

 

理想的な炭水化物とタンパク質の摂取比率は1:1

 

素早くリカバリーを行って繰り返しの出力を担保するには、ビタミンBの摂取を心掛けたいところ。

 

豚肉が一番身近で食べやすい食材でしょう。

 

ハイパワー

普段の食事

陸上短距離、投擲、スキージャンプやウエイトリフティングなど爆発的な力を発揮する競技がハイパワーの競技になります。

ハイパワー競技の推奨される炭水化物とタンパク質の摂取比率は、炭水化物1:3タンパク質。

 

普段からおかず(タンパク質)を多めに摂るように心掛けましょう。

 

手軽にタンパク質が摂れる卵は上手に利用したいところ。

 

少しタンパク質が足りないかな?と感じたら卵を一個摂取しましょう。

 

試合前日の食事

 

これはローパワー競技の普段の食事が一番良いです。

 

炭水化物を多めにしてエネルギーを体に蓄積しましょう。

 

タンパク質も必要ですが、消化の悪いもの、普段とは違う食べ慣れていないものは避けたほうが良いです。

 

消化に負担が掛かり内臓から疲弊してしまいます。

 

刺身や寿司などの生ものは消化が悪いためお勧めしません。
試合前だからと言って奮発して高い牛肉でステーキなどすると、脂肪分を過剰に摂取してしまい胃腸に負担が掛かり、体が重く感じるようになってしまいます。

 

消化の良い、うどんやパスタなどを摂取しましょう。

 

試合当日の食事

 

試合当日は緊張して食事がのどを通らない事もあるかと思います。

 

基本的には炭水化物を中心に食べ過ぎないように気をつけてください。

 

食欲が無い場合はバナナをスムージーにしたり、ゼリーなどを摂ると良いでしょう。

 

試合後の食事

 

試合後は疲労回復を求めたいのでまた、炭水化物を多めに摂ります。

 

摂取比率はローパワー競技の炭水化物3:1タンパク質がベスト。

 

しかし、ここで気を付けなければいけないのは、コンタクトスポーツの試合後の場合です。

 

コンタクトスポーツではぶつかり合いで筋肉が強いダメージを受けているので、しっかりとタンパク質を摂取し、傷ついた体を補修しなければなりません。

 

コンタクトスポーツの試合後は炭水化物1:1タンパク質がベストです。 焼肉でごはん大盛りが最高ですね(笑)

 

まとめ

 

競技別でしっかりと食事の戦略を立てて、試合に挑みましょう。

 

パフォーマンスの差は僅かかもしれませんが、その差が勝敗を分けるかもしれません。

 

指先第一関節でも相手を上回れるように、食事からしっかりと意識してくださいね。

 

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