もう一度、あのフィールドへ。全てのアスリートに贈る、医師も見放した僕の膝前十字靭帯損傷から復活までの道程。その1

膝の前十字靭帯損傷をして、検索をしてこのブログに辿り着いたあなた。

 

ケガによってシーズンを棒に振ってしまった、最後の大会を欠場しなければならなくなった、ライバルに先を越されてしまった。

 

心境はとても複雑で落ち込んでいる事と思います。

 

そんなあなたに少しでも元気になって、希望を見いだせてもらえたらと思ってこのブログを書くことにしました。

 

このブログが少しでもあなたのお役に立てたら、とても嬉しく思います。

 

このページの内容

カクンと崩れ落ちる

 

僕が前十字靭帯断裂をしたのは丁度30年前の大学4年の時。

 

アメフトの試合中、足元に反則ブロックを受けた僕は、その時は少し違和感を感じた程度ですぐに立ち上がって一旦サイドラインへ。

 

しばらく様子を見て大丈夫だと思い、次のプレーに入りました。

 

しかし、プレーが始まった瞬間、右膝がカクンと崩れてその場に転がってしまいました。

 

自分でも何かヤバいことになったと感じたのを憶えています。

 

本当にヤバいと感じたのはその日の帰宅後。

 

段々と痛みが増し、ベッドで寝ている時、すぐ横にあるテレビのリモコンを取ろうとするも激しい痛みで悶絶してしまうような状態に。

 

翌日、病院を受診し、後日MRI検査を受けた診断は、剥離骨折を伴う前十字靭帯断裂というものでした。

 

完全断裂か部分断裂かは憶えていません。

 

すぐに手術が決まったのですが、大学4年生の最後のシーズン、春シーズンでシーズンアウトとなった僕は病院の椅子に座りながら呆然となってしまい、何も考えられなくなってしまいました。

 

いよいよか...。

この後から復帰までのストーリーはMY  STORYでお話しているので、興味のある方はお読みください。

 

復帰を果たしてそれから3年ほど前までの30年間くらいは、不自由なく動けていました。

 

しかし、子供のラグビースクールでお手伝いをしている時です。

 

ズキッという痛みと共に嫌な違和感を感じました。

 

ケガをしたことがある人ならわかる、普通ではない感じ。

 

膝下がグラグラするような感じでとても不安定な怖い感じがします。

 

これはいよいよかと思い、一回しっかりと検査をしようと整形外科を受診し、MRIを撮って貰いました。

こちらがその画像になります。

ドクターの診断では矢印の前十字靭帯が不明瞭で、おそらくほとんど機能を果たせていない状態だとの事。

 

手術をしようにも長年の酷使で膝が変形しており、その変形を手術で治してそれから前十字靭帯の手術というとても大変な事になるので、とてもじゃないがお勧めできない、とのお話でした。

 

リハビリで何とかするのが一番良いのではないかと提案され、僕のカルテの職業欄を見て、

「多分こちらより詳しいですよね?」

職業欄には柔道整復師の隣にアスレティックトレーナーとも書いておきました。

 

もうこの時点で僕の意志は固まっていました。

自分の力で動けるようになろう。

「はい、自分で何とかします」

やる気が沸々と湧いてきました。

チャンス

 

膝の状態はこの時点でまともに歩くことは出来ませんでした。

 

自転車にも恐る恐る乗る状態で、朝、ベッドから起き上がるとそっと足を着いて状態を確認してゆっくり歩きだすような感じ。

 

スクワットなどはとてもじゃないが出来ない状態。

 

しかし、ここで僕はこの機会を良いチャンスだと思うことにしたんです。

 

先ず、一つ目はこういった状態の患者さんの気持ちが良く理解できる良いチャンスだという事。

 

二つ目はここでリハビリで復帰すれば、その過程で起こる様々な出来事を元に身をもって患者さんに活きた指導、施術が出来るようになる良いチャンスだという事。

 

三つ目は膝のリハビリ、トレーニングに関して更に理解を深め、知見を得られる良いチャンスだという事。

 

こう思えたらあとはやるだけです。

 

これから僕は復帰に向けて仕事の合間を縫って没頭していきました。

 

次回、その②に続きます。

 

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