最難関CSCSを一発で合格する方法。

ウエイトトレーニングが一般化し、巷には自称トレーナーと言う人間が沢山います。

 

キャリア4,5年でどこそこのコンテストで入賞、ボディメイク、ダイエットはお任せ!なんて謳い文句はとてもよく見かけますね。

 

そんな中、他と差別化を図るために資格を取る人も増えているようです。

 

この場合のトレーナーはトレーニングを指導するトレーナーで、いくつかあるトレーニング研究、普及団体がトレーナーの資格を発行しています。

 

団体として一番権威が高いとされているのはNSCA

 

世界78か国で会員が存在し、世界的に認められたトレーニング団体です。

 

そのNSCAが発行する資格はCPTと言われるパーソナルトレーナーの資格と、CSCSと言われるストレングスコーチの資格の二つがあります。

 

この二つの違いは、CPTは主に一般の方を対象としたトレーニングの指導、CSCSはアスリート、チームを対象としたトレーニングの指導、とされています。

 

世界的に権威の高い団体が認定する資格なので、講習受けたらはいどうぞ、と取得できる資格ではありません。

 

取得するには厳格な試験をパスしなければならず、出題もトレーニング方法だけでなく、解剖、生理、プログラムデザイン、施設管理、他多岐にわたっての知識が問われます。

 

中でもCSCSはこういった資格の最難関とされ、資格保持者はしっかりとした知識、経験を持った指導者として認められます。

 

今回はCSCS合格を目指す方へ、資格保持者である僕が自分の経験を踏まえた合格のためのアドバイスをさせていただきます。

 

どうして一回目の試験でスコア8割以上で合格できたのか。

 

僕がやったことは誰でも出来る内容です。

 

これを読んでその通りに行えば、かなりの確率で合格できるはず。

 

だって僕だって合格できたんですから(笑)

 

CSCS合格を目指して勉強されている方、これから資格を取ろうか考えている方はどうぞ、最後までお読みください。

 

まずはCSCS資格はどういうものなのか解説します。

 

CSCS資格とは?

CSCS(Certified Strength and Conditioning Specialist)は、全米ストレングス&コンディショニング協会(NSCA: National Strength and Conditioning Association)が認定する資格で、ストレングス(筋力)とコンディショニング(体力・持久力)の分野に特化した専門資格です。

この資格は、アスリートのパフォーマンス向上を目指すトレーナーや、怪我の予防やリハビリテーションを支援する専門家が取得することで、より高度な知識と技術を提供できるようになります。

資格取得の要件として、以下が求められます:

  1. 学士号またはそれに準ずる学歴(健康科学やスポーツ医学など関連分野が推奨される)。

  2. CPR/AEDの認定(心肺蘇生法と自動体外式除細動器の使用法)。

  3. NSCAの試験に合格すること(解剖学、生理学、運動学などの幅広い分野の知識が問われる)。

 

CSCS資格の信頼性

CSCS資格は、スポーツパフォーマンスやトレーニングの分野において世界的に認知された資格であり、アスリートから一般クライアントまで、多くの人々に専門的な支援を提供する際に強力な信頼の証となります。その信頼性を支える要素として、以下の点が挙げられます:

  1. 科学的根拠に基づく内容

    NSCAは、常に最新の研究とエビデンスに基づいた教育を提供しています。試験内容も、解剖学や生理学といった基礎から、トレーニングプログラムの設計や応用力を問うものまで広範囲に及びます。これにより、資格保有者は理論的裏付けのある指導を行えることが保証されます。

  2. 世界中での認知度

    NSCAは、トレーニング・コンディショニングの分野において権威ある団体として知られています。そのため、CSCS資格を持つトレーナーは、国内外問わず高く評価され、信頼される傾向があります。

  3. 幅広い適用範囲

    CSCS資格は、プロスポーツチーム、大学、スポーツ医学クリニック、フィットネスジムなど、さまざまな現場で活躍するための基盤となります。また、スポーツ選手だけでなく、一般の人々の健康維持や体力向上にも対応できる点が特徴です。

 

CSCS資格の優位性

CSCS資格は、他のトレーナー資格と比べて以下の点で優れています:

 

  1. 高度な専門性
    一般的なフィットネストレーナー資格が基本的な指導スキルを提供するのに対し、CSCS資格はより専門的で、特にスポーツパフォーマンスの最適化やリハビリ後のアスリートの復帰プログラム設計に強みを持ちます。

  2. 継続教育の義務
    資格を保持するためには、定期的にNSCAが認定する継続教育プログラムを受講しなければなりません。これにより、常に最新の知識を学び続ける姿勢が求められます。これは資格保有者のスキルをアップデートするだけでなく、クライアントへの安心感にもつながります。

  3. 就職やビジネスでの優位性
    CSCS資格を保有していることで、プロスポーツチームのトレーナーやスポーツクリニックでの採用において大きなアドバンテージを得られます。また、個人事業主として活動する場合でも、資格を持っていることで信頼感を得やすく、顧客から選ばれる確率が高まります。


CSCS資格を取得するメリット

CSCS資格を取得することで得られるメリットは非常に多岐にわたります。以下にその主なポイントを挙げます:

  • アスリートのパフォーマンス向上に特化した指導が可能
  • トレーニングやリハビリプログラムの設計スキルの向上
  • クライアントの目標達成を科学的にサポートできる
  • 国内外の幅広いキャリアチャンス

 

CSCS合格への道 (準備するもの)

それでは具体的な方法です。

先ず、準備としては最新のテキストを購入します。

この分厚いテキストから試験問題は出題されます。テキストはこちら👉NSCAテキスト第4版

知り合いから少し古めのテキストを貰えるから、最新版は高いから買わなくていいや、と思っている方はあとで後悔してしまうかもしれません。

トレーニングに関しての研究は常にアップデートされており、過去のテキストでは無かった内容が出題されることもあります。

一問、及ばずに不合格になってしまった方を知っています。

ギリギリでも合格は合格。

一問に拘って、ここは最新のテキストを準備しましょう。

CSCS合格への道 (勉強の開始時期)

受験勉強の開始時期ですが、CSCS受験を考えている方はトレーニングのキャリアはそれ相当にあると思うので、受験日の1年から半年くらい前が良いでしょう。

案外長いと感じるかもしれませんが、なんせ分厚いテキストです。

理解するのも時間が掛かり、この後お話する勉強法を消化するには半年くらいの期間が必要になります。

トレーニングのキャリアが長い、他の資格を保持している、などで多少短い期間でも良いかもしれませんが、自分は理解しているつもりでもNSCAの求めている答えは違う、という事が良くあります。

僕も柔道整復師の資格を持った状態で受験しましたが、それまでの知識は助けにはなりましたが、(資格で得た知識があるから)大丈夫だろうと高を括っていては危険です。

国家資格保有者は国家試験と同じ選択問題なので場慣れはしているとは思いますが、自分の知識に拘らず、NSCAのテキストに則った回答を心がけることが大切です。

頭をNSCA仕様にするにはこれくらいの勉強期間を設けたほうが良いでしょう。

CSCS合格への道 (テキストを読む)

僕が先ず行った勉強法は、テキストを読む事。

当たり前かもしれませんが、分厚いテキストを目の前に呆然としてしまった方もいるかもしれません。

先ずは読みましょう。

僕はテキストを三回、最初から最後まで読み切る事を課題にして実践しました。

書くよりもまず読む、です。

三回読み終えるのも僕の場合、仕事、子育て、家事、トレーニングの合間を見つけて読んでいたので、かなりの時間が掛かりました。

しかし、ここで十分な準備期間を確保できていないと、最初のインプットが中途半端で終わってしまいます。

この後行う問題集でも誤った問題の解答を見て、始めてみる内容なのか、読んだ、インプットした記憶がある内容なのかでは、頭への浸透度が違います。

大変ですが一日何ページ読んだら読み切れるかを計算して、頑張って読んでください。

CSCS合格への道 (問題を解く)


読み終えたら今度は問題集です。

基礎練習の次の実戦練習ですね。

選択問題には回答のコツがあります。

ズバリこれ、と直ぐにわかる問題は良いですが、なかなかそんな問題は少ないと思う(僕はそうでした💦)ので、明らかに違うものを省いていき選択を絞っていきます。

そうすると大体二択になることが多いです。

その残った選択肢の違いを見極めて問題と照らし合わせれば、正解を導ける可能性は高くなります。

問題集を解くことはスポーツで言えば実戦練習、練習試合になります。

インプットした知識はどれくらい覚えているのか、自分で確認しながら行いましょう。

問題慣れするために出来るだけ多くの問題を解くことをお勧めします。

今ではCSCS受験用の問題集がいろいろ出ています。

沢山の場数を踏んで、問題に慣れてください。

CSCS資格を活かして未来を築く

ここまで読んで、合格できそうな手ごたえは感じられましたか?

CSCS資格は、トレーニングやコンディショニング分野でプロフェッショナルとしての信頼を築くための大きな武器となります。

あなたの知識とスキルを証明し、顧客やアスリートのニーズに応える力が身に付きます。

もしスポーツパフォーマンスや健康促進に情熱を持っているのであれば、CSCS資格の取得は、あなたのキャリアやビジネスの発展に大きく寄与するでしょう。

ぜひこの資格を活用して、多くの人々の健康や目標達成に貢献してください。

 

まとめ

合格するには特別な事は必要ありません。

インプットアウトプットを繰り返して、自分の理解を深めていってください。

最初の読むセクションが一番大変だと思います。

しっかりと期間を設けて、毎日少しずつでよいので読み進めていってください。

それでは受験を検討している方、受験を決めた方は頑張ってくださいね!

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