ウエイトトレーニングは重さで鍛えずフォームで鍛える

ウエイトトレーニングを始めると、何キロ挙がった、と言うのが大きなモチベーションの一つになります。

 

それはとても良いのですが、数値を追いかけ過ぎると、筋肥大と言うウエイトトレーニングの大きな目的から少し逸れてしまう可能性があります。

 

ウエイトトレーニングで高い数値を出す事は、自分の自信にもなりますし、今までの積み重ねが報われた達成感も感じられます。

 

しかし、その高い数値はどのようなフォームで出したのか、という事にも拘ってもらうとより、ウエイトトレーニングの恩恵を多く感じられると思います。

 

拘りたいフォームその① 運動距離

 

運動距離と言うのは動作の大きさ、幅、深さなどに言い換えることが出来ます。

 

スクワットではどこまでお尻を下げるのか、ベンチプレスではどこまでバーを下げるのか、アームカールではどれだけ肘を伸ばすのか。

 

これはいわゆる、筋肉の伸張性収縮の局面でもあります。

 

筋肉は伸張性収縮が最もストレスが掛かり、筋繊維への刺激が強くなります。

 

浅い、短い、狭い運動距離では筋繊維への刺激は不十分になってしまいます。

 

しっかりと大きく動かし、伸張性収縮が十分に働くようストレッチをさせます。

 

こうすると、数値を追い求めたフォームと比べると、その数値はかなり低いものとなるでしょう。

 

しかし、フォームを変更した翌日の筋肉痛は、変更前と比べるととんでもなく強く出ると思います。

 

拘りたいフォームその② テンポ

 

ウエイトトレーニングの多くは、伸ばして曲げて、降ろして挙げて、などの往復の動作になります。

 

この行って帰っての往復の間に、筋肉には伸長と収縮という事が起きています。

 

厳密にいえば力は入り続けているので、先ほど述べた伸張性収縮と短縮性収縮という事になります。

 

この往復は運動距離は同じなのですが、それぞれの動作スピードに違いを付ける事で、さらに効果を高めることが出来ます。

 

基本的には伸張性収縮の局面でゆっくりとしたスピードで時間をかけ、短縮性収縮の局面では速いスピードで素早く行う、という事です。

 

伸張性収縮で強い刺激をしっかりと与え、短縮性収縮では爆発的に一気に力を発揮する。

 

腕立て伏せやスクワットで言えば、ゆっくり降ろして一気に立ち上がる、と言った感じです。

 

呼吸をゆっくり吸って一気に吐いて、に合わせて行うとテンポが掴みやすいかと思います。

 

拘りたいフォームその③ 正しいフォーム

 

ここまでの二点を意識して、正しいフォームに取り組みます。

 

ベンチプレス、スクワット、ショルダープレス、ベントオーバーローイングなど、それぞれの正しいフォームで、運動距離、テンポを意識して行います。

 

正しいフォームで行っていて、テンポや運動距離、呼吸などが絡んでくると、一気に難しくなってきます。

 

しかし、ここはウエイトトレーニングで効果を上げるために、避けて通って欲しくない、重要なポイントです。

 

是非身に付けてもらい、自然と無意識に出来るようになってもらえたらと思います。

 

まとめ

 

ウエイトトレーニングは、このような事が出来るようになって初めて、その重さに拘るべきです。

 

このようなことを棚に上げて重さにばかり意識が行ってしまうと、ケガの可能性が高まり、効果も低くなってしまいます。

 

ウエイトトレーニングの本質は、重さを挙げるのではなく、体の変化です。

 

体を変えるために、どうぞこんな事を意識してトレーニングしてください。

 

 

これが今年最後のブログになりました。

 

今年挙げたブログは、下書きで終わったものを除けば16本。 総数はアメブロも含めて878本になりました。

 

また来年も月一くらいのペースで続ける予定ですので、つたない文章、内容ですがどうぞ、お付き合いください。

 

それでは来年も宜しくお願い致します。

 

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