手術宣告をされた膝を自分で治す方法
佐々木接骨院院長の佐々木です。
今年ももうすぐ終わりですね。
今回のブログは僕が自分で身をもって体験した事を皆さんにシェア致しますので、どうぞ参考にして頂ければと思います。
テーマは膝、前十字靭帯断裂に関してのお話です。
あまり沢山はいらっしゃらないですが、お困りの方にはきっとお役に立てるお話かと思いますので、どうぞ最後までお付き合いください^^
膝がグラグラ
MY STORYにもありますが、僕が最初に右膝を痛めたのは大学4年の時。
右膝前十字靭帯損傷、剝離骨折と診断され、手術が決定されましたが、強引にキャンセルしリハビリ、トレーニングに没頭して完治させて、その後は30年近く何もなく過ごせていました。
普通の生活ではなく、現役のアメフト選手としてです。
しかし、2年前にラグビースクールのお手伝いで、違和感のあった膝をグキッとやってしまいカックンと崩れてしまう状態に。
直感で、
「切れた!」
と思いましたが、年明け早々に長男のお祭り神事に併せて僕も参加しなければなりません。
なので病院は受診せずに昔の経験を生かしてリハビリを行い、結果無事お祭りにも参加出来ました。
そして今年の8月にトレーニング中に膝にまた違和感を感じました。
どうも何か異物があるような感じで、グラグラ安定しません。
今の状態が実際にどうなっているのか良い機会だと思い、整形外科を受診してMRI検査を受ける事にしました。
検査結果
MRI検査の前のドクターによる徒手のテスト段階から、
「うわっ!」
とドクターが言われるくらいの不安定感とぐらつきが明確に存在。
その後のMRI検査の画像がこちらです。
本来なら矢印のところにくっきりと鮮明に写る前十字靭帯がモヤっと影くらいに写っています。
ドクターの診断は名残がある程度、との事でした。
手術しようにも・・・
これくらいになると手術適応になるみたいですが、ここで厄介な問題がありました。
膝の変形です。
元々О脚なのですが、内側の関節が狭くなって変形が進んでしまっているとの事。
前十字靭帯の手術を行う前に、この変形を手術しないと前十字靭帯は再建出来ないという診断を受けました。
それは2度の手術を行わないといけないという意味で、とても大掛かりになり、もし行うなら判断は委ねますが負担が大きく、あまりお勧めしない、との事でした。
手術の方法はある、しかしとても大変であまりお勧めできない。
要はお医者さんでも、「ちょっとこれは・・・」と思われる状態でした。
トレーニング、トレーニング、トレーニング
自分の状態がハッキリとわったことで、ドクターの診断、見解を受けて俄然やる気になったのが僕の変態的なところ(笑)
「これで自分で改善できれば、この体験を同じような悩みを持つ患者さんに還元して助けることが出来る」
こう思ってみたび、トレーニング、リハビリに没頭しました。
結果から言うと、現在では歩行、階段などは全く問題なく、先日も遊園地で嫁さんと喧嘩になりながらも(笑)、問題なく歩き回っていました。
リハビリプログラムは自分でいろいろ組んで行ったのですが、そこから三つ、僕が特に効果的だったと思われるエクササイズをご紹介します。
エクササイズ1
先ずはターミナルエクステンションと言うエクササイズです。
このようにセラバンド、チューブを使って行います。
傷めた膝、変形した膝はどうしても曲がってしまう傾向があります。
しかし、膝はしっかりと伸ばされる事で関節が骨性に支持され、安定します。
このエクササイズは膝を伸ばす目的と、伸ばした時に使われる膝周りの筋肉の活性化を狙うものです。
特に膝の伸展位でのぐらつき感に悩まされていたのですが、エクササイズ後には歩行中、とても安定して足が前に出るようになりました。
これは膝が曲がりがちな変形性膝関節症にもとても有効です。
エクササイズ2
次は3ポイントステップダウンと言うエクササイズ。
あまり良い動画が無かったので補足として、片足を前後にも位置してステップ運動を行います。
深くしゃがむ必要はありません。 出来る範囲から膝を曲げていきます。
エクササイズ3
次はバランスボールを使ったハムストリングスのエクササイズです。
慣れてきたら患側の片足のみで行います。
僕の場合、伸ばすのに5秒間かけてしっかりと伸張性の収縮を行うようにしていました。
伸ばせる範囲でしっかりと伸ばすのが効果を出すポイントになります。
まとめ
僕が行ったエクササイズは他にも沢山あって、その時の閃きで行うものもありました。
これで僕のリハビリトレーニングは終わったわけではなく、とりあえずの目標はラグビースクールの練習に参加して長男を吹っ飛ばしてアオテンさせることです(笑)
膝の痛み、不具合でお困りの方はこんなエクササイズを試しに行ってみてください。
もちろんその人の症状や状態によって行うエクササイズは変わってきます。
症状、筋力、柔軟性、タイミングを考慮して、タイムリーなエクササイズを行うと、とても大きな効果が得られます。
来年早々に膝のリハビリトレーニングに特化したプログラムをご案内する予定なので、膝の痛みでお悩みの方はどうぞ、お気軽にご相談ください。
その痛み、もうシップや痛み止め、サポーターで誤魔化す必要はないですよ^^
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