スポーツでよく起こる「捻挫」と「骨折」の見分け方とは?


スポーツをしていると、足をひねったり転んだりして「捻挫」をしたり、「骨折」をしてしまうことがあります。

いざという時、どうやって「捻挫」なのか「骨折」なのか見極めるべきか、悩まれる方も多いでしょう。

今回は、怪我の多いアメリカンフットボールチームのトレーナーを長年務めてきた院長が、捻挫と骨折の特徴や見分けるためのポイントをご紹介します。怪我をしたときに落ち着いて対処するための参考にしてみてください。

捻挫とは?

捻挫とは、関節や周囲の靱帯が伸びたり一部断裂してしまう怪我のことです。特に足首や手首、膝などによく起こります。スポーツ中の無理な動きや過度な負荷が原因で発生することが多いです。
捻挫は通常、腫れや痛み、関節の動きが制限されるといった症状が出ますが、骨そのものには損傷がありません。

 

骨折とは?

骨折は骨が部分的にでも割れたり折れたりする怪我です。外部から強い力が加わったときに起こりやすく、スポーツでの衝突や転倒が原因となることが多いです。

骨折は痛みだけでなく、皮膚の変色や腫れ、変形が見られることが多いです。場合によっては、患部が動かせない、力が入らないといった症状もあります。

 

捻挫と骨折の見分けるポイント

1. 痛みの強さ

捻挫の場合、痛みはありますが、骨折に比べて程度が低いことが多いです。ただし、ひどい捻挫の場合は例外もあります。

骨折の場合、痛みが鋭く強く、不安定感があり、動かそうとすると激痛が走ることが多いです。

あと、骨折は特別に痛い箇所が限局的に存在します。

その一点だけ周囲に比べて強く痛みを感じる場合は、骨折の可能性があります。

こういった場合は無理に動かさず、安静にしましょう。

2. 腫れの様子

 捻挫では、患部が腫れてくることが一般的ですが、通常は骨の形状が保たれています。
 骨折では、腫れが早く進行し、変形やあざが見られることが多いです。骨がずれているときは、外見から変形が分かることもあります。

3. 音がしたかどうか

骨折では、骨が折れた瞬間に「ポキッ」という音がすることがあります。一方、捻挫ではこういった音がすることは稀です。

4. 動かせるかどうか

捻挫は、痛みがあっても少しは動かせることが多いです。ただし、無理に動かさず安静にしてください。
骨折の場合、一過性のショック状態で力が入らず、動かしても激しい痛みが生じるため、動かせないことが多いです。

5. 患部の色の変化

捻挫では、時間とともに患部が青紫色に変色することが多いですが、骨折では変色が早く見られることが多いです。

応急処置の基本


どちらのケースも応急処置として「RICE処置」が一般的ですが、現在ではPを加えたPRICE処置が推奨されています。

Protect(保護) :患部を固定して保護する
Rest(安静):無理に動かさず安静にする
Ice(冷却):患部を氷で冷やす
Compression(圧迫):腫れを抑えるために軽く圧迫する
Elevation(挙上):患部を心臓より高くすることで腫れを軽減

注意点


捻挫と骨折の鑑別は難しいこともあります。自己判断で済ませず、専門家に相談することが大切です。
特に、患部が変形している、不安定感がある、激痛が続く、または受傷時に音がした場合には骨折の可能性が高いので、速やかに医療機関を受診しましょう。

佐々木接骨院の捻挫、骨折の施術


佐々木接骨院では重度の捻挫も特殊な施術で早期回復させています。

骨折の場合は整復、固定を施したのち、すぐに提携先の整形外科に、画像診断を依頼します。

佐々木接骨院のサポート


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