57歳で自己記録を更新したマラソンランナーに施したコンディショニングメニュー

こんにちは。

今日もスッキリ晴れた豊橋市です。

朝方はまだ肌寒い感じがしますね。

寒暖の差が激しいので、体調管理には十分気をつけて下さいね。

先日、当院の患者さんから嬉しいご報告を受けました。

マラソンを頑張っている患者さんなんですが、この患者さんにはレース前に当院のコンディショニングメニューを受けて頂きました。

先ずは東京マラソン前に一回目の施術を受けて頂く事に。

レース当日はあいにくの悪天候でしたが、とても感じよく走れたとの事で、その後の長野県で行われるフルマラソン前にも施術を受けて頂きました。

その結果、自己ベストを57歳にして3年ぶりに更新したとのこと。

それも2分近く一気に縮めた、3時間20分前半の記録!!

僕もとても驚きましたが、患者さん御自身も驚かれているようでした。

自己記録更新をとても喜んでくれて、僕もとても嬉しかったです。

重点箇所

この時のコンディショニングメニューで重点的に施術した箇所はお尻です。

走っているとふくらはぎや膝が一番負担が掛かりそうですが、走る動作の中ではお尻のコンディションがとても重要になってきます。

前後だけではない足の動き

走る動作の中で足はどのように動いているでしょうか?

大まかに見ると足を前に出し、地面に着地して後ろに足が流れます。

一見すると前後方向のみの動きのように見えます。

しかし、細かく走る動作を分析すると、足は前後方向だけ動かしている訳ではありません。

アスリートの動作を分析すると、足は内側、外側に捻じれているのが分かります。

回旋と言う動きです。

内側に回旋するのを内旋、外側に回旋するのを外旋と言います。

走る動作の中では決して大きくはない、この回旋を行う事でパフォーマンスは飛躍的にアップします。

お尻の役割

この回旋を行う筋肉がお尻にあります。

外旋、内旋の両方を行う筋肉がお尻にあり、ここのコンディションを高める事で走る動作の中ではより地面をキックする力が強くなり、ストライドが伸びてピッチも上がってきます。

今回の患者さんの場合、最初のコンディショニングメニューを受けられた時はお尻がパンパンでした。

この状態ではかなり動作を制限してしまうだろうと予想出来ました。

しっかりお尻を緩め、それに関連する太もも裏も緩めて股関節の可動域を充分に拡大させてレースに挑んで頂きました。

まとめ

お尻の重要性はマラソンに限ったことではありません。

走る競技は勿論、全てのスポーツ、日常生活動作でも大変重要です。

僕が以前受けた、セリエAの名門ACミランで長くトレーナーとして活躍された遠藤友則さんのセミナーで遠藤さんはこうおっしゃっていました。

「選手の体のコンディションを見るにはまず、お尻の状態から見る」

選手から絶大な信頼を得た「遠藤チェック」と言われるコンディショニング法もお尻を最重要視するそうです。

お尻ってとても大事なんですよ^^

皆さんもお尻のコンディションを上げてスポーツや日常生活に備えてくださいね。

佐々木接骨院
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