成長痛の原因と、早く改善させるために必ずやって欲しい事。
佐々木接骨院、院長の佐々木です。
成長期に遭遇する成長痛。
一般的には膝や足に出る事が多いですね。
成長痛に関して良くこんな事を聞かれます。
成長痛は治るまで放っておくしかないの?
成長痛を治したら成長も止まってしまうの?
成長痛は放っておくしかないものではありませんし、治したら成長が止まってしまうものでもありません。
まずは成長痛の原因からお話ししたいと思います。
このページの内容
成長痛の原因
まず成長期と言うのは急激に身長が伸びる時期という事で、それだけ大きな変化が体に起きています。
成長スパートとも言えるこの時期は、女子のほうが早く大体10歳から13歳、男子で12歳から15歳くらいと言われています。
身長が伸びるという事は骨が長くなるという事です。
成長線と言われる子供の骨にある隙間のような線は、骨が伸びるための余白のようなものです。
この成長線が閉じるまで骨はグングン伸び続けます。
筋肉は骨にくっ付いて存在していて、筋肉も成長と共に長く大きくなっていきます。
しかし、ここで大きな問題があります。
それは、この伸びるスピードが骨と筋肉では差異があるという事です。
骨の伸びるスピードが筋肉よりも早いのです。
筋肉は骨の伸びるスピードに追い付かず、引っ張られて緊張が強くなります。
成長期に体が硬くなる原因です。
筋肉は骨の伸びるスピードについていけないため、くっ付いている骨の部分を引きはがしてしまうようになります。
これが成長痛の原因になります。
当院の実例
当院の実例を紹介します。
少しわかりにくいですが、丸の中に骨が少しだけ剥がれているようになっているのが確認できます。
こちらも骨がくちばしのように出っ張っているのが観察できます。
成長痛はこのような、骨と筋肉の関係性で発症するものが殆どです。
早期改善のためのステップその1
先ずは何といっても無理をしない事です。
痛みを我慢してスポーツを行う事は絶対に避けなければいけません。
無理をしてしまうと、骨の変形が酷くなり、手術に至ってしまうかもしれません。
なるべく負荷を掛けずに安静時間を設ける事が何よりも大切になります。
早期改善のためのステップその2
無理にない範囲でストレッチを行います。
先程お話したように、筋肉は骨に引っ張られて強い緊張状態にあります。
その筋肉をゆっくりで良いのでストレッチを施していきます。
緊張した状態の筋肉をストレッチするのは少し苦痛を伴うかもしれません。
しかし、ストレッチを行うと筋肉の長さが長くなるという事が期待できます。
いわゆる成長を促す事にもなるんですね。
ゆっくりしたストレッチを行う事で、筋肉に余裕が生まれ、骨への負担も軽くなっていきます。
早期改善のためのステップその3
次は栄養です。
以前のブログ、
にも書きましたが十分な栄養を摂っていないと、成長期に必要な栄養素が枯渇してしまい、体が破綻してしまいます。
タンパク質、脂質、糖質の三大栄養素をバランスよく摂り、成長期のエネルギー消費に備える必要があります。
早期改善のためのステップその4
最後は適切な治療、施術です。
成長痛は安静にして、ストレッチをして栄養を摂るにプラスして、適切な治療、施術を受ける事で早期に回復します。
シップを貼って様子を見る、と言うのは治療でも施術でもありません。
当院では剥がれた骨の修復を早めて早期の回復、スポーツ復帰を可能にしています。
「成長痛を治してしまうと、成長も止まってしまうの?」
と心配されるかもしれませんが、そんなことは決してありません。
破綻した部位のみを修復させるので、骨の成長には全く影響がありません。
まとめ
成長痛は対応を間違えてしまうと、長期化してしまいます。
先ずは無理せず、やるべきことを行ったうえで、適切な治療、施術を受ける事をお勧めします。
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