成長痛に悩む我が子に対して親が出来る事

 

 

自分の子供が成長痛になったらどうしたらいいんだろう?

 

成長痛で大好きなスポーツが出来ないのは、子供にとってもその親御さんにとっても辛いものですね。

 

しかし、成長痛になるのは言わば仕方のないものなんです。

 

成長痛はその子が成長するために、ある意味必要な痛みだという事が出来ます。

 

成長痛になってしまうその原因は、骨と筋肉の成長スピードの差にあります。

 

成長痛になってしまう原因

 

骨の方が筋肉より伸びるスピードが早いです。

 

筋肉は骨の伸びるスピードに追い付かず、強く緊張してしまいます。

 

関節を跨いで骨に付着する筋肉は、自分が伸びることが出来ず、付着した骨の部分を引きはがしてしまいます。

 

膝のオスグットが代表的ですが、野球肘やスイマーズショルダー、アキレス腱炎、などもこのような事が起きていると思われます。

 

まずは痛みの治療

 

成長痛の痛みを治すには、患部に掛かる負担を軽くしてあげる事が重要になります。

 

引っ張ってしまっている筋肉の緊張を緩めながら、患部の痛みを軽減していきます。

 

当院ではこの患部の修復を早める治療を行い良好な結果が出ており、整形外科受診後の患者さんの場合、診断された治る期間よりおよそ半分の期間で治ることが多くあります。

 

日常でのストレッチやテーピングなどを併用して患部をコントロールする事で、早い改善が可能になります。

 

成長痛を早く改善させるために親が出来る事

 

①休ませる

まずはこれが大前提です。 頑張らないと試合に出られない、活躍できない、と考えてしまいがちですが、成長痛を無理して動いてしまう事は絶対に良くありません。

成長期は身長が伸びるために多くのエネルギーが消費されます。 ここでスポーツでも多くのエネルギーが消費される場合、成長へのエネルギーが枯渇してしまいます。

体は分解と合成を繰り返しています。

成長期は紛れもなく、分解を合成が上回り体が大きくなっていきます。

成長痛はその子の今の状態にとって、合成が追い付かない状態と言い換えることが出来ます。

まずは消費エネルギーを少なくして、成長のためのエネルギーをストックしておくことが重要です。

 

②十分な栄養

①でお話した分解を合成が上回るには、体を作る十分な材料が必要です。

それは紛れもなく食事で得られる栄養です。

特にタンパク質は、運動を頑張る成長期の子供には大変重要な栄養素です。

消費したエネルギーを炭水化物の摂取で補い、激しい運動で分解された筋肉をタンパク質で再合成させます。

十分な栄養を摂ることが成長痛を予防するとても大きな要因になります。

 

③プレッシャーをかけない

これは気持ちの部分が多いですが、成長痛はれっきとした疾患です。

痛いだけだろう、と我が子に無理をさせるのは禁物です。

やりたいのに出来なくて一番悔しいのは本人。

正しい対処をすれば成長痛で悩む期間も短くなりますので、親子で焦らず過ごしてもらえたらと思います。

 

体のケアを身に付ける

 

成長痛に対しては筋肉のストレッチが有効です。

成長痛の間は、関連する筋肉のストレッチ方法を身に付ける絶好の期間です。

伸ばす感覚、強さ、時間などを自分で調整出来るようになり、これを他の部位へも応用する事で体のケア方法を身に付けることが出来ます。

各部位のストレッチ方法はこんな動画で参考にしてみてください。

 

まとめ

成長痛はなってしまったら仕方がないと傍観するものではなく、その期間を短くするための方法があります。

親も出来る事をしっかりと行って、親子で成長痛を乗り切ってくださいね!

 

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