こうすれば肩こり知らずの体になる、必ず肩こりが改善する三つのステップ。
肩こりにずっと悩まされているんだけど、何をやっても治らない。
整体やマッサージを受けたり、シップをしてもまたすぐに凝ってしまう。
こんな感じで肩こりに悩まされている方ってとても多いですよね。
はっきり言いますと、肩こりを治すには動かす事が一番の方法です。
しかし、やたらと動かしてもなかなか効果が上がりません。
第一、
私は仕事で動かしているから肩がこるので、また動かしても変わらないんじゃないか?
こんな事を思われる方もいるでしょう。
動かして治すと言うのは、運動療法と言う方法になります。
この運動療法はしっかりと段階を踏んで、状態に合わせた適切な方法を行う事で高い効果を発揮します。
「肩こりにはこれが効く!」
「肩こりにはこんなストレッチが一番!」
と言ってもその人の状態にタイムリーなものでなかければ効果は上がらず、効果があったとしても一時的なもので直ぐに戻ってしまいます。
運動療法には順序があります。
これからお話する運動療法の順序、各ステージで行う内容をしっかりと行い、習慣化すれば、あなたは一生肩こりに悩まされません。
動画で運動のやり方も具体的に説明いたしますので、どうぞ最後までお読みください。
それではご一緒に見ていきましょう。
運動療法の種類
当院では以下のようなメソッドで運動療法を各ステージに分け、肩こりを治していきます。
①抑制(inhibition)
②可動域(ROM)
③活性(activation)
この三つのステージで肩こりの症状を改善し、肩こりのない体に変えて行きます。
それでは各ステージでどんなことを行うのか見ていきましょう。
①抑制(inhibition)
ここでは凝ってしまった肩周辺をほぐし、緊張を取ることを目的とします。
いわゆるリラクゼーション系の段階で、行う内容はマッサージ、ストレッチなどになります。
外してはいけない大きな要素は、気持ちが良い事。
心地よい刺激は自律神経をリラックスさせ、普段から無意識に緊張させている体を緩めてくれます。
あと、呼吸へのアプローチも重要です。
肩こりに悩まされている方は、呼吸が浅い傾向があります。
しっかりと息を吸ってしっかりと息を吐く、という事を意識的に行って行きます。
息をしっかりと吐くことは自律神経をリラックスさせます。
ステージ①の抑制では、心身ともに緊張を取り、リラックスする事が大きな目的になります。
②可動域(ROM)
体の緊張をほぐし、リラックスしたあとは体の動きを拡げて行きます。
肩甲骨の可動域、肩関節の可動域、胸椎の可動域など肩こりに関係する関節の動きを大きく広げるのがステージ②の目的です。
手技による受け身の施術と、自分で動いて行う運動とが混在するステージです。
いわゆる、肩甲骨はがし、と言われることもここで行います。
自分で動かせる関節可動域を拡げるのが大きな目的なので、リラックス出来て体が軽く感じるようになった後は、無理のない範囲でなるべく大きく体を動かします。
mobility(モビリティー)と言われる可動域、その拡大を目的とするエクササイズは多くの種類があります。
各関節の可動域のみではなく、関節と関節が連動した動作を行う事で、更なる可動域拡大が可能になります。
動きやすい、体が軽くなった、と感じられるようになることが、ステージ②での目標になります。
③活性(activation)
ここからは筋力トレーニングのステージになります。
筋力トレーニングで大切なのは、何といってもフォームになります。
可動域が拡がったことでトレーニングのフォームも正しく行えるようになります。
乏しい可動域で悪いフォームで筋力トレーニングを行っても効果が無いばかりでなく、逆にケガをしてしまう可能性もあります。
筋力トレーニングでも意識する事は可動域をしっかり使って行うという事。
重りや負荷を気にする事はありません。
無理のない重さで各運動を20回くらい、最後まで正しいフォームで行えれば十分です。
最後の方ではキツイと感じる事もあると思いますが、そこは頑張りましょう^^
筋肉を活性化し筋力を上げる事で良い姿勢を維持出来るようになり、肩こり知らずの体になることが出来ます。
例えばこんなトレーニングを行ってみるのも良いと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ZoXumN7EQAY
https://www.youtube.com/watch?v=P3ayruT7lC4
このような感じで肩甲骨、肩を大きく動かしてトレーニングしていきます。
まとめ
〇肩こりを治すには受け身の施術と、自ら動く運動が必要。
〇運動療法は段階を踏んで行う。
〇筋力が付けば肩こり知らずの体になる。
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