松坂大輔選手の肩のケガに見る、肩の不安定性と危うさ、怪我をしないための予防法
最近、スポーツでは悲しいニュースが続いていますね。
国中が大騒ぎになっている、池江璃花子選手の病気は本当に心配されます。
先ずはしっかりと休んで、治して頂きたいですね。
ドラゴンズファンとしては松坂選手のキャンプ離脱もとても残念です。
ケガの状況としては、ファンに腕を引っ張られての受傷とのこと。
そんなに強い力ではなかったかもしれませんが、ファンに引っ張られたぐらいでどうして?と思われる方もいらっしゃると思います。
そこには肩の関節独自の特殊な構造に原因があります。
【良く動くがゆえに】
肩の関節は球関節と言われる種類に分類され、形としてはゴルフボールのピンの上にボールが乗ったような状態にあります。
見た感じ、とても不安定ですよね。
しかし、この不安定さがゆえに肩はいろんな方向に動いてくれます。
【筋肉、靭帯が支える】
この不安定な肩の関節を支えるのが周りを取り囲む筋肉や、靭帯といわれる関節を繋ぐ組織です。
これらの筋肉や靭帯が肩を取り囲んで支えています。
【引っ張られると】
この不安定な肩は急に引っ張られたりすると、筋肉や靭帯がその力に追い付かずに逆に傷がついてしまいます。
今回の松坂選手の場合も炎症が確認されたようなのでの、筋肉や靭帯に微細な損傷があったのだろうと思われます。
このように肩の関節はとても不安定なため、軽い外力でも怪我をしてしまう恐れがあります。
こういった危険性はスポーツ中だけでなく、今回のケースのように思いがけないところで発生してしまいます。
一般の方でも十分に注意をして頂きたいと思います。
【肩を安定させるには】
不安定な肩を安定させるにはいろいろな方法があります。
広く認知されているのは、インナーマッスルと言われる筋肉の強化ですね。
それに関しては広く広まっているので、今回はもう一つ前の段階のお話をしたいと思います。
不安定な肩は、その関節が不安定な状態のまま周りの筋肉を強化してもあまり良い効果があがりません。
「どうもしっくりこない」
というような感覚がどうしても離れません。
それは関節の中心化に問題があると言えます。
中心化とは、骨の中心同士が適合し、関節が最も安定した状態を指します。
肩の筋肉を鍛える前にこの中心化を整えてあげる事が、肩の状態を良好に保つ秘訣になります。
その肩の関節を適合させるセルフエクササイズを動画にまとめましたので、ご覧ください。
【まとめ】
肩の痛みはある日突然やって来ます。
そんな急な痛みを引き起こさないよう、毎日のケアを行ってくださいね。
佐々木接骨院
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