運動と言う処方箋
佐々木接骨院、院長の佐々木です。
当院では運動療法を取り入れています。
患者さんに自ら動いてもらって、痛みや不具合を改善していきます。
中には施術時間、ずっと動くようになった患者さんもいます。
その都度、動作を評価して、新しいエクササイズを取り入れていきます。
痛みの改善には自ら動くことが必須です。
痛い→動かない→機能低下、筋力低下→さらに痛い→動かない
こんなループに陥ってしまっている方ってとても多いんですよね。
こんなループを断ち切るには、動くことしかありません。
しっかりと少ない時間でもよいので運動する時間を確保して、エクササイズを実践することでこのループを断ち切ることが出来ます。
運動の効果その1
先ず、血流やリンパの流れの改善が挙げられます。
痛みやコリでお悩みの方、体がむくんでないですか?
これは運動不足で新陳代謝が低下している状態なんです。
血流の低下は新鮮な血液に乗って運ばれる酸素の流れも悪くし、その酸素を使って作られるATPと言うエネルギーも少なくなり、活動が低下して疲れやすくなったりします。
血流の低下はリンパの流れも悪くし、むくみを産んでしまいます。
運動では安静時よりも心拍数が上がります。
心臓の拍動が速くなることで、血液が沢山、体全体に流入されます。
運動による筋肉の収縮も手伝って、さらに血流が促進されて全身に新鮮な血液が行き渡ります。
これは老化防止、アンチエイジングにも繋がります。
出来たての新鮮な血液が常に体に流れている状態が、体を若々しく保つ大きな要因になります。
あと、新鮮な血液はケガを治すには必要不可欠です。
当院では捻挫や肉離れをした患者さんに対して、通常行われているギプス固定などは行いません。
それは動きをゼロにすると血流が悪くなるからです。
動かせる範囲で動かして患部に新鮮な血液を送ることで、通常の2~3倍のスピードで回復します。
運動の効果としてはまずこんな事が挙げられます。
運動の効果その2
その2としては筋力の向上、関節可動域の拡大が挙げられます。
痛みがあるところは動かす事をやめてしまいますので、筋力の低下が著しく起こります。
筋力低下と痛みの相関関係はとても強いものがあります。
筋力が落ちる事で、さらに痛みを強く長いものにしてしまいます。
運動によって筋肉を活性化して太く強いものすれば、筋肉がしっかりと体を支え、痛みを改善してくれます。
あとは運動で日常生活では動かさない範囲まで関節を動かすので、関節可動域が大きくなります。
手を上げて肩が痛い人、痛くなるまでにバンザイなんてしてましたか?
ほぼほぼ手を肩より下げて生活しているのではないでしょうか?
これでは大きく動く肩関節のほんの少ししか動かしておらず、手を上げるために必要な筋力、柔らかさが退化して当然です。
体も何でも使わなければすぐに衰えてしまいます。
運動でしっかりと関節を動かしてあげる事で、関節本来の可動域を保つことが出来、痛みを改善、予防することが出来ます。
運動の効果その3
その3としては脳への良い影響があります。
運動を行う事で脳内にエンドルフィンという物質が分泌されます。
これはマラソンランナーが感じる「ランナーズハイ」と言われれる現象で起きる事と同じです。
走っていて苦しいのはずなのに、高揚感、気持ち良さを感じて疲れを感じない。
これはエンドルフィンによるもので、モルフィネの数倍強い鎮痛作用があるエンドルフィンは脳内麻薬とも言われるほど強い鎮痛効果があります。
最初に何をやったらよいか
では運動の習慣がない方が何を最初にやったら良いか?
それは気軽に始められるものであればなんでも良いと思います。
ウォーキング・・・暑い🥵💦💦💦
筋トレ・・・しんどい、何やったら良いか分からない。
ヨガ・・・教室行くのが面倒
そんな方に一番のお勧めは日本が誇るラジオ体操です。
室内で行え、関節もしっかりと動かしますので、短い時間ですが結構な運動になりますよ。
よし、運動しよう!と思った方は是非始めてくださいね^^
まとめ
運動することで、
気分が良くなる→筋力が向上、関節が動くようになる→痛みを改善→更に運動→気分が良くなる
こんなループになれば最高ですよね^^
当院では「ご自宅でこんな運動を行ってください」と必ずお伝えしています。
薬やシップを出せない代わりの、いわば「運動の処方箋」と言ったところでしょうか。
患者さん、クライアントさんの状態に合わせて必要な運動を説明し、行ってもらっています。
治療や施術にプラスして運動を組み合わせることで、更に治療効果が高くなります。
どうぞあなたも運動を行ってご自分の体を守ってくださいね。
自分の症状に合った運動が分からない、運動療法を体験してみたいという方はこちらからどうぞ。
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