腰痛持ちのあなたが先ず、しなければならない事。その4
今回も腰痛でお悩みのあなたに有益な情報を発信したいと思います。
今回はシリーズ4回目。
運動やセルフケアのお話ではなく、治療家サイドから見た裏話も含めたこんなお話です。
気付かない間に
体の状態は、自分では気付かない間に変わっています。
いざ、動こうと思っても以前は出来ていたことが出来なかったりします。
先日、高校生の女の子から面白い話を聞きました。
学校の体育祭でケガをするのは殆んどが3年生の男子との事。
部活を引退してしばらく経って、筋力や体力が低下しているのに無理をして肉離れなどを起こしてしまうそうです。
彼等は普段の生活では体力の低下には気づいていないんですね。
それが、以前のように動けると勘違いを起こして体に無理が掛かってしまいます。
体は毎日の生活で知らないうちに変化していきます。
成人の場合、残念な事に運動をする習慣が無い場合はそれは日々老化していると言ってよいでしょう。
このような変化は手に取るようにわかるはずもなく、さざ波のようにあなたの体を徐々に変えてしまいます。
【良い手に出会えるか】
そんな自分では分からない体の変化はやはり客観的な判断で初めてはっきりとわかります。
ですので、体を安心して任せられる良い施術者に出会う事も、あなたの腰痛を改善するにはとても重要です。
治療法、施術法はいろいろあります。
何でも良いのであなたに合った、あなたが「この人なら」と任せられる「良い手」に出会える事がとても重要です。
その際の条件としては、
①国家資格(海外の資格はそれに準ずるもの)を保持しているか。
②自費治療で患者さんと向き合っているか。
③治療計画を立てているか。
というのが挙げられます。
① 国家資格(海外の資格はそれに準ずるもの)を保持しているか
確かに国家資格を持っていても頼りにならない治療家もいます。
しかし、受験者は3年以上かけて定められたカリキュラムを消化して、温情評価のない国家試験でバッサリ合否が決められる訳です。
それまで必死こいて勉強した量は資格取得後も決して裏切りません。
保険が使えるから、と言う理由で取得した柔整師もいますが、それでも国家試験はクリアしています。
それだけの基礎学習はしているわけで、体の基本的な事は学んでいるんです。
こういうことを知らないと何が怖いかと言うとレッドフラッグへの判断です。
「これはヤバイ」
と言う判断は基礎的な勉強、いわゆる普通の状態がハッキリと把握出来ている、と言うのが分かっていて初めて判別出来ます。
これが出来ないと患者さんを本当に危険な目に合わせてしまいます。
あなたが安心して体を預けたいのであれば、国家資格保持者を選んだ方がいいでしょう。
②自費治療で患者さんと向き合っているか。
自費でも治したい、と言う患者さんは自分の体への意識レベルが高いです。
その分、満足するハードルも高くなります。
そんな患者さんに向き合っていると自然と治療レベルが上がってきます。
「ちょっと揉んで欲しい」と保険証を持ってくる患者さんに、家でのセルフケア、運動を説明しても馬耳東風。
本当に改善させたいこちら側と、どうせ治らない、ちょっと揉んでくれ、と言う患者さんとの意識の差に僕も悩みました。
今では自費患者さんには惜しみなく自分の施術を施すことが出来ます。
患者さんとの信頼関係も強くなり、「この人のために」と言う思いが更なるレベルアップに繋がって行きます。
③治療計画を立てているか。
ゴールを設定し、そこまでの計画を立てることで治療効果も変わってきます。
当院でも患者さんと同じ目標を共有するようにしています。
これくらいでこんな感じ、と言うような段階的な目標を立てて最終ゴールを目指します。
ダラダラと同じ事を繰り返す施術は改善していきません。
治療は患部の状態によって段階的に変わるべきです。
計画も立てずに、毎日同じことをしていては治るものも治りません。
僕が何でも保険でやっていた時期に、来なくなったおばあさんがいました。
その友人のおばあさんも来院していて、その方が、来なくなったおばあさんから来ない理由を聞いたとの事。
「あそこはいつもやる事が違う」
今日のその状態にあった施術をしていたつもりがどうも気に入らなかったようでした。
体は施術をきっかけに動くことで初めて変わります。
計画的な、段階的な施術と運動が更なるレベルアップに繋がります。
まとめ
あなたもどうか、「良い手」に巡り合ってくださいね。
僕も沢山の人に選ばれるよう、日々精進していきます。
佐々木接骨院
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