足首捻挫後の最新処置方法とは?
おはようございます。
今日は雨ふりの豊橋市です。
今朝の地震は皆さん大丈夫でしたか?
結構揺れましたね。
僕が以前住んでいた高槻市は震度6。
心配になったので友達に連絡を取りましたが、無事な様子で安心しました。
今は中高生は部活の練習で大変だと思います。
中学生は7月の全中予選に向けて1日も無駄に出来ない時期ですね。
この時期に怪我をしてしまうと大事な試合に影響が出てくる可能性があります。
怪我をしないのが一番ですが、もし負傷してしまった場合、その後の処置が試合に間に合うかどうかの大きな要因になります。
今回は怪我の中でも多く発生する足首の捻挫について、最新の知見も併せて正しい対処法をお伝えします。
【従来のRICE処置】
足首の捻挫後の処置方法としてはRICE処置と言うのがあります。
R・・・REST(安静)
I・・・Icing(冷却)
C・・・Compression(圧迫)
E・・・Elevation(挙上)
患部を安静にして、冷やして、押さえて、少し高く挙げて、と言う処置ですね。
【Pをプラス】
その後、少し前にもう一つの処置が付け加えられました。
PRICE
P・・・Protect(保護)
です。
患部を外力から守り、二次的な損傷を防ぐためにも必要との事だと思います。
固定と言う意味合いもあるかもしれませんね。
【さらにもう一つ】
最新の発表ではもう一つの要素が付け加えられています。
OL・・・Opimal Lording(最適化な負荷)
です。
足首の場合、足が着ける場合は着いていきましょう、ということです。
【難しい判断】
しかし、捻挫後痛くて全く足が着けない事もあります。
こんな時は決して無理をせず、松葉杖をついて無理に体重を掛けない方がよいでしょう。
しかし、余りに長期間の免荷状態は良くないので漸次、足を着いていくほうが良いでしょう。
ここで、どれくらいなら足を着いてよいのか分からない事もあると思います。
「さらに悪化してしまったら…」
と考えると不安ですよね。
【正確な評価】
こういった判断は治療に精通した専門家の評価が一番です。
まず、骨折の有無を確かめ疑わしい場合は検査を行う。
確実に無いと判断した場合は、そのまま正確な治療を施していきます。
足を着く基準としては、最初は引きずっても良いので出来る範囲での荷重を行っていきます。
この時、患部はProtect(保護)されるべきだと思いますが、ギプスなどの過剰な固定は必要ありません。
専門家の判断のもと、適切な荷重を徐々に増やしていきます。
この辺りの判断は治療経験や現場での経験によって専門家の指導の正確性も問われてきます。
【POLICE】
P・・・Protect(保護)
O・・・Optimal(最適な)
L・・・Lording(負荷)
I・・・Icing(冷却)
C・・・Compression(圧迫)
E・・・Elevation(挙上)
最新の処置法としてはこのようになっています。
過剰な安静は治癒を遷延させてしまいます。
当院ではハイチャージ、エレサスといった治療器を併用し、スポーツや職場などへの早期復帰を可能にしています。
例)足が着けない位の捻挫をした高校生。受傷1週間後のバスケットボールの試合に前半途中から試合終了まで出場。
整形外科で2か月かかると言われた重度の筋挫傷のアメフト選手、一カ月で復帰。痛み無くフル出場。
間に合わない、と諦めずに一度ご相談くださいね。