筋トレは体を硬くするのか?

佐々木接骨院、院長の佐々木です。

年明け以降、寒い日が続いています。

洗濯係としては非常に悩ましいですね😢

しかし、今年はとても力強い味方がいてくれてます。

その名はアイリスオーヤマの除湿サーキュレーター。

ここ最近の洗濯でもなかなか良い仕事をしてくれます。

早く暖かくなって、コロナも収束してほしいですね。

今回から筋トレに関して、一般的に思われている認知や誤りについて解説していきたいと思います。

とても広まってきた筋トレですが、まだ間違ったことが浸透していてそれを信じている方が多いのが現実。

どうぞこのブログを読んで、今まで思われていた筋トレのイメージを払拭して頂けたらと思います。

第一回目のテーマは、

「筋トレをすると体が硬くなる?」

です。

どうぞ最後までお読みください^^

筋トレの誤解

「余分な筋肉をつけた」

「筋肉をつけて体が重くなった」

スポーツパフォーマンスの向上において、筋トレは今では必須であるというのが定着してきました。

しかし、一昔前では久しくこのような事が言われ、筋トレを否定的に見る意見も存在しました。

スキル練習の反復(素振りや四股など)を行えばそのスポーツに必要な力が付く、という理論とセットで語られる事も多かったと思います。

そんな筋トレ否定論の中に、

「筋トレをすると体が硬くなる」

というのがありました。

これに併せて語られるのが、

「だから怪我をするんだ」

と言う意見です。

しかし、こんな事を言うのはまともに筋トレをしたことのない指導者の勝手な意見であることが多いですね。

そんな意見をこれからしっかりと論破していきたいと思います。

筋トレ後の体の反応

筋トレでしっかりとトレーニングをすると、そのターゲットとした筋肉に強い張りを感じることがあります。

いわゆるパンプアップと言うもので、一時的に筋肉が大きくなり強く張ってきます。

パンプアップした僕の腕💪

こんな反応も筋トレをすると体が硬くなる、と言う理由になっているかもしれないので、先ずはこのパンプアップの内情を簡単に説明しますね。

パンプアップとはどういう状態なのか?

パンプアップとはその筋肉に血液や水分がたくさん集まった状態です。

筋トレをすると、そのターゲットとなる筋肉を動かすためのエネルギーが必要になります。

そのエネルギーはいくつかあるうちの解糖系と言う方法で糖分(ブドウ糖)を分解して作り出されます。

ターゲットにしている筋肉はトレーニングによってエネルギーが使われる事で枯渇してしまい、沢山のエネルギーが必要になります。

そのエネルギーが必要なところに糖をのせた血液が集まってくるんですね。

そして、解糖系でエネルギーが沢山作られるのですが、そのあとはその代謝産物として乳酸が発生します。

沢山のエネルギーが作られたという事は沢山の乳酸も発生するわけです。

乳酸が発生すると体が酸性に傾きます。

人間の体の水分はpH7.4の中性で保たれるようになっています。

これを下回ると酸性となるため、中和させようとその筋肉に大量の水分が集まってくるわけです。

こうしてパンプアップの状態が出来上がります。

一時的な反応

パンプアップはそのターゲットとなる筋肉に十分に刺激が入っているサインとも言えるものです。

しかし、その状態は15~20分くらいの一時的なものであり、血流、水分量が改善されれば速やかに元に戻ります。

ですのでパンプアップの状態が持続して体を硬くする、と言うことはありません。

いかがでしたか?

パンプアップは筋肉自体の変化のみならず、それを取り巻く環境の変化という事が理解頂けたかと思います。

次回はその後に襲ってくる筋肉痛に関してお話します。

確かに筋肉痛になると体は強張り、硬くなってしまいますが、その実際はどうなのか分かり易くお話しできたらと思います。

ご興味のある方はどうぞお楽しみにしてください^^

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