保険治療を受ける上での皆様へのお願い。

こんにちは。

佐々木接骨院、院長の佐々木です。

昨日はとても暖かい日でしたね~^^

春も、もうすぐと言った感じですね。

話は変わりますが、このブログを読んでくださっている皆様ならご存知かと思いますが、当院は接骨院です。 

わかってるわ!と言われそうですが、今回のブログでとても大事なポイントになるので、念のためお伝えさせて頂きますね。

接骨院ではいわゆる、保険が使えます。国民保険や社会保険などの各種健康保険です。

接骨院の場合は受領委任と言って、患者さんの代わりに保険請求をする、と言う形なのですが外から見れば病院と同じように、「保険が使える」、という医療機関になります。

接骨院における保険の取り扱いは、法律によって厳格に定められています。

「骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷(肉離れ)」

こういったケガ(外傷)にのみ保険を使った治療が許されています。

今日はケガで保険を使って接骨院に罹る時、少しだけ皆様にお願いしたい事があるのでこのブログを使ってお伝えさせて頂きます。

このページの内容

ケガをした時は

捻挫や打撲で痛みがひどい時、ドンドン腫れてきてこれはやべーとなった時は皆さんどこに行かれますか?



ほとんどの人が整形外科か接骨院だと思います。

この二つの医療機関を受診する時、そこにはいくつかのパターンが考えられます。

その1 整形外科を受診して整形外科で治療する

読んでの通り、整形外科を最初に受診してそのまま整形外科で治療するケースです。

 

その2 接骨院を受診して接骨院で治療する

これも読んでそのまま、接骨院にお任せするケースです。

 

その3 接骨院を受診して整形外科で治療する

このケースはケガの重傷度が大きく関連します。まず、骨折が疑われる場合は接骨院では応急処置しか認められていません。
その後の治療は医師の許可が必要になります。整復などの応急処置を施して、整形外科に対診を委ねます。脱臼も同様です。
この場合、患者さんが接骨院での治療を希望するのであれば医師の許可を得る事でそれが可能になります。

 

その4 整形外科を受診して接骨院で治療する

今回お話したい一番の問題のケースがこれです。患者さんにとってはややこしい話になってしまいますが、接骨院で保険治療を受けるためにはとても重要な事になります。詳しくお話しますのでどうぞお読みください。

医師の管理下

整形外科を捻挫や打撲で受診したとします。

レントゲンを撮って、骨には異常なしとの診断。

「とりあえず2週間分のシップ、出しときますね~」と言われ受付でシップを貰って受診終了。



この2週間はシップで様子を見る期間とは別にもう一つの側面があります。

それは「医師の管理下の期間」と言う側面です。


この2週間と言うのは、保険を取り扱う医療機関にとってはとても重要な期間なのです。

管理下、という事の影響

管理下という事はどういう意味でしょうか?

これは、

「この期間は医師の指示通りにして下さい」

と言う期間とも言い換えることが出来ます。

ですので、接骨院では保険治療を受ける事が出来ない期間になります。

当院では怪我で来院された患者さんには必ず、「今回のケガで以前に他の医療機関を受診されましたか?」とお聞きしています。

ここで患者さんが整形外科への受診を伝えずに治療を受けた場合、これは接骨院にとっては大きな負担となってしまうのです。

 

診療報酬不支給

当院ではケガに対しては、安静期間や固定期間によって様子見をする事なく、最初から積極的に治療をしていきます。

1週間程はほぼ毎日、治療のために通院して頂きます。

それは、整形外科でシップを出された、いわゆる「管理下」の期間とほぼ丸かぶりになる訳です。

そうなるとどうなるか。

診療報酬と言う、保険財源から当院に支払われるお金は、ゼロになってしまいます。

これはどういうことかと言うと、例えば整形外科と接骨院を同日に受診したとします。この場合、整形外科の受診が優先されてしまい、接骨院での治療は「無かった事」とされてしまいます。診療報酬の支払いの対象から外されてしまうんですね。
その「無かったこと」が「管理下」と言うケースでもそのまま適応されてしまうからです。

何も知らずに行った接骨院の治療の報酬は、患者さん負担分を除いてゼロになってしまうんです。

 

当院が外傷以外を自費とした理由

当院は外傷以外は自費、と言う形を取っています。

変更する際、保険を取り扱う事を止める選択もありました。

しかし、残しました。

それは接骨院がケガに対して保険が使えると言うのは、多くの先達の方たちが獲得した、国から託された接骨院の使命だと思うからです。

例えば、肘内障と言うケガがあります。

子供の肘に起こる、肘の関節の亜脱臼です。

子どもの手を強く引っ張り、肘内障になってしまうと子供は泣き叫び、親も初めてのことでうろたえてしまいます。

こんな時、接骨院に来てもらえればすぐに整復して子供も落ち着いて帰りは元気に手を振ってくれます。
窓口での負担はゼロ。



小さい子供がいる家などは、とても助かるんじゃないかと思うのです。実際、ウチも子供が小さいので、保険診療にはとても助かっています。

保険を適正に、本当に必要な人が助かるために、当院は外傷(ケガ)は保険治療としています。

 

まとめ

整形外科を受診した後、接骨院を受診される患者さんは、

「レントゲンでは異常無しって言われたけど、まだ痛いし、1週間後に来てと言われたけど、早く治したいし、接骨院なら早く治してくれるかも!」

と言うようなお気持ちで来院された方もいらっしゃると思います。

そんな希望、期待を持って頂けたらとても嬉しく思います。

しかし、もし先に整形外科を受診されているようであればどうかお伝えください。

あなたの前にいる接骨院の先生は「じゃあ、治療出来ない」なんて言いません。

何か最良の方法を考えてくれるはずです。

もしお困りでしたら当院にご相談ください😊

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