打球の飛距離を伸ばす、速い球を投げるための下半身の使い方

おはようございます。

佐々木接骨院、院長の佐々木です。

今日は珍しく野球のお話です。

高校まで野球部だった僕ですが、そこはどうしようもない野球劣等生。こんな自分が野球を語るのも少し憚れますが、今までスポーツの動作、トレーニングを勉強してきてパフォーマンスが高い人と低い人の差が具体的に分かるようになってきました。今日はそんなことをお伝えします。

投げる、打つ、走る

野球は一人のプレーヤーにいろいろな動作が求められます。

大きく分けると、投げる、走る、打つ。

この三要素は野球では欠かせない動作になります。

この三要素はお互い全く違う動作に思われますが、そこには特に下半身において求めるべきある共通点があります。

それはどういったものなのでしょうか?

それではまず、投げる動作からお話します。

投げる(投球)

投手、捕手、内野手、外野手と投げる動作はポジションによって求められる要素は変わりますが、ここでは投手のピッチングについてお話します。

先ず、着目してもらいたいのは軸足です。

右投手なら右脚、左投手なら左脚。

この軸足の使い方を意識するだけで、投球フォームは大きく改善されます。

その大きなポイントとは、股関節の内旋です。

この股関節の内旋は、後ほどお話する打つ、走るにも共通します

投球時の軸足を股関節から内旋して、マウンドをプッシュする事でとても強い力が指先まで伝わります。

何故股関節を内旋したほうが良いかと言うと、それは解剖学的に説明することが出来ます。

股関節は球関節と言う、非常に可動域の大きい関節に分類されいろいろな方向に動きます。その関節は肩と同じように、その安定は筋肉や靭帯に委ねられています。

その可動域の特徴として内旋をすると関節を取り囲む靭帯が緩む、と言うのがあるんですね。

これが大きなポイントです。

いわゆる内旋をした方が関節の動きは大きくなり、それだけ強い力が発揮できるんですね。

サッカーで強いボールを蹴ろうとしたら、 インサイド(股関節外旋)では蹴らず、 インステップ(股関節内旋)で蹴りますよね。これは格闘技のキックでも同じ事が言えます。

これはドラゴンズジュニア時代の根尾昴選手の投球フォームです。

股関節が内旋され、マウンドを強くプッシュしているのがわかります。

次の画像はこちら。

日ハム、斎藤佑樹選手のピッチングフォーム。

左は軸足の股関節が締まり、内旋しているのに対して、右は股関節が開いて外旋してしまっているのがわかります。

結果、このように差が出ます。

で、これを改善しようとして、

このようなトレーニングをしても意味がありません。

ステップした脚を修正、強化するのではなく、軸足の使い方を修正するべきです。

まとめ

打つ、走るにも言えますが力を発揮する、(出力をする)には股関節は内旋が望ましい状態です。

この股関節の内旋が、打つ、走るにはどのように作用するのか、また次回お話します。

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