ぎっくり腰の時にすべき五つの対処法。

今日も残暑厳しい豊橋市です。

新学期が始まり、また新しい生活のスタートですが、こんな新生活の始まりは体に対しての注意が必要です。

そんな時に気を付けて頂きたいのがギックリ腰。

特にお子さんをお持ちの女性は、子供の世話から解放された気の緩みからぎっくり腰を発症しやすいと言えます。

夜、突然ぎっくり腰になって病院も接骨院ももう開いていない、なんてとても不安になってしまいますよね。

今日はそんな突然のギックリ腰になってしまった時の対処法について書かしてもらいました。

ギックリ腰がどんなもので、何をしたら良いか、してはダメなのか。
しっかりとした医療根拠と今まで治療した患者さんの傾向を元に書かせてもらいました。

これを読んで頂ければ、痛くて不安な気持ちが少し楽になると思いますので、どうぞ最後までお読みください。

ギックリ腰のいろいろ

ギックリ腰には大きく分けて三つの種類があります。

①筋肉の損傷
 腰周辺の筋肉が硬くなった状態で、無理な姿勢で急激な力が加わるとその硬くなった筋肉が損傷され、ぎっくり腰になってしまいます。


原因としては姿勢の悪さ、偏った動作パターン、呼吸パターン、ストレッチ不足、などが挙げられます。

②靭帯、関節の痛み
 腰の骨は前後を靭帯で補強されています。この靭帯に負担が掛かり傷めてしまう事があります。また、上下の骨が密接に重なり関節を構成しており、その関節に負担が掛かり痛みが出る事があります。原因としては骨を守る筋力不足、不良姿勢、などが挙げられます。

③骨折
 腰に過度な負担が掛かる動作や姿勢で腰の骨が骨折してしまう事があります。
 これは圧迫骨折と言うもので、高齢者に多くブロック状に積み重なった骨が潰れてしまう状態を言います。腰の骨のある一か所に限局した強い圧痛があり、かなりの痛みを伴います。

対処法その1

先ずは安静にして落ち着きましょう。

無理に動いて痛みが増強するのを極力避けます。

特に骨折がある場合は無理に動くのは大変危険です。炎症、痛みが強くなり、発熱や嘔吐などをしてしまう可能性もあります。
絶対に無理に動かないようにして下さい。

対処法その2

冷やす、温める、どちらがいいですか?と良く聞かれますが発症してすぐの急性期の場合は冷やした方が良いでしょう。しかし、冷やすこと自体が効果がある訳ではありません。冷やすことは急性期に行うと僅かな効果があるだけで、その後何日も続けても変化はないという最新の医療論文が幾つか発表されています。

あくまでも冷やして気持ちが良い、という精神的なリラックス効果を目的として行うもので、しかしそういう意味ではとても重要だったりします。

対処法その3

少し痛みが落ち着いたら、下半身の体の先の方から徐々に動かしていきましょう。

先ずは足の指をグーパー。

それから足首をくねくね。

次は膝を曲げ伸ばし。

楽な姿勢でいいので、慎重に痛みの無い範囲で行ってみてください。

決して一足飛びに腰を動かさないように、順番に動かしてください。

このように周囲の関節を動かすことで、硬くなってしまった腰の筋肉に血流を促し筋肉が緩んでくれます。

対処法その4

お風呂はぬるめのお湯に浸かって、リラックスしましょう。自律神経のリラックス担当の副交感神経が優位になる事で筋肉が緩み、痛みも緩和されます。

対処法その5

寝る姿勢は横向きが良いでしょう。

腰を丸め、負担を軽くします。

仰向けでないと寝られないという方は、膝下に大きめの足枕を入れ、股関節と膝を軽く曲げた状態を作りましょう。

このような感じでぎっくり腰になったら対処してみて下さい。

その後、信頼のおける医療機関で治療を受けて、しっかりとした診断、治療を受けることをお勧めします。

ご質問、治療をご希望の方はお気軽にご連絡ください。

では、くれぐれもお気を付けくださいね!!

佐々木接骨院
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