肩こりの隠れた犯人を暴く その1

こんばんは。

 

豊橋市札木町の佐々木接骨院、院長の佐々木です。

 

台風一過、また暑い日になった豊橋市です。

 

今日から小学校が再開し、我が家も少し静かになります。

 

今日は、肩こりの隠れた犯人を暴く!その1として、こんなところの筋肉のケアをご紹介します。

やり方はとても簡単なので、是非ご自宅でも、お仕事の合間にでもお試しください。

 

【肩こりの原因は後ろだけではない】

以前のブログでもご紹介しました。

肩こりになる筋肉。

僧帽筋です。

なかでも上部繊維と言われる首から肩にかけての部分が一番コリを感じるところです。

以前のブログでは僧帽筋を大きく動かすために、肩甲骨体操をご紹介させていただきました。

勿論、該当する筋肉を動かすことは最重要の改善方法です。

しかし、そのコリを誘発させる原因が体の後ろではなく、前側にもあるのはご存知ですか?

こちらは首の前側になります。

 

デスクワークや家事などで猫背気味な姿勢を続けていると、後ろにある僧帽筋は引き伸ばされ、逆に首の前側にある筋肉は縮こまってしまいます。

専門用語で説明させてもらうと、

僧帽筋は伸びた状態で凝ってしまう → locked long (伸びて固まる)

首の前側の筋肉は縮んだ状態で硬くなってしまう → locked short (縮んで固まる)

という事が出来ます。

縮こまってしまった前側の筋肉は、柔軟性が低下し頭部を前側に引き寄せてしまい、猫背を助長してしまいます。

なので、ストレッチ体操で本当に伸ばすのが必要なのは、loked short(縮んで固まる)を起こしてしまっている前側の筋肉だと言うのがお分かりかと思います。

 

【隠れた犯人その1】

首の前側。

筋肉を引っぺがして追跡すると…警部! 見つけました!


こいつです!

その名は胸鎖乳突筋。 長ったらしい名前が更に怪しい感じがします。

 

その動きは、

前に倒す。

横に倒す。

左右に回す。

など多岐にわたります。

あと、胸鎖乳突筋は副呼吸筋としても肋骨を持ち上げる働きがあり、横隔膜を使った正常な呼吸が出来ていないと過剰に働いてしまい、疲弊、硬化を助長します。

なかなかの大物ですが、ストレッチの方法は意外と簡単です。

 

【やり方】

①鎖骨の上に手を置いて、

 

②上を向きます。

 

③少し顎の向きを変えてあげると更にストレッチ効果が高まります。

一回20秒を3回やってください。

以前にも首のストレッチでご紹介しましたね。

 

【まとめ】

実際にやって頂くと、頭部が理想的な位置に戻り、顎が楽に引ける感じがすると思います。

呼吸も楽になり、肋骨が大きく動くことも実感できると思います。

肩こりの隠れた犯人の一つ、胸鎖乳突筋。

しっかり伸ばして、肩こりをやっつけて下さいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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