見た目ではわからない成長期の膝の痛み、隠れオスグッド病には要注意。
当院には成長痛の小中学生が沢山来院してくれます。
成長痛で代表的なのは膝のお皿の骨の下がボコッと盛り上がって痛くなるオスグッド病ですが、当院ではこの疾患で来る患者さんがこの一年途切れることはありませんでした。
成長痛は下半身の障害が主ですが、膝以外にも股関節や足首、足などにも発生します。
このページの内容
成長痛が起きる原因
成長痛は成長期のグングン身長が伸びる時期に発生するのですが、これは骨と筋肉の伸びるスピードの差が関係しています。
身長が伸びるとき、骨の方が筋肉よりも速く長くなります。
筋肉は骨にくっ付いているのですが、筋肉は骨の伸びるスピードについていけず、強い緊張を強いられてしまいます。
成長期にメチャメチャ体が硬い子っていませんか?
その硬さの原因は、筋肉が骨の伸びるスピードについていけず、緊張を強いられているためです。
緊張を強いられた筋肉は、骨にくっ付いている付着部にも強い負担を掛けてしまいます。
結果、くっ付いている部分の骨を引きはがしてしまい、オスグッドのような突起となって表面に現れてきます。
隠れオスグッド病に注意
このオスグッドは決して無理をさせてはいけません。例え痛みが無くても、骨の障害がある場合は慎重になるべきです。
特に気を付けなければならないのは、隠れオスグッド病です。
隠れオスグッド病とは、表面的にはオスグッド病の特徴である膝下の盛り上がり、突起状になった部分が全くなく平坦なのに、骨の破壊が起きている状態です。
こちらのエコー画像では、本来繋がっている黄色い骨の輪郭線が、歪になってしまっています。
こちらの画像もガバッと骨がめくれ上がっているようになっています。
両方とも外見では全く異常は見当たりません。
この隠れオスグッド病を放置してしまうと、いろいろと困った事態になってしまいます。
誤った判断による施術の結果
隠れオスグッド病で良く間違われるのが、ジャンパー膝や、膝蓋下脂肪体炎などがあります。
他の院はわかりませんが、当院ではそれぞれ施術の方法が異なります。
見当はずれの施術を行ってしまうと、なかなか改善されずに骨の破壊が進んでしまって最悪手術適応になってしまう可能性もあります。
ジャンパー膝や脂肪体炎と言われて施術を受けていてなかなか改善しない場合、改めてセカンドオピニオンを選択したほうが良いかもしれません。
まとめ
成長期の膝の痛みはいろいろなパターンがあります。
その症状に合った施術を受けないと、改善は遅れてしまいます。
病態をしっかりと把握できるところで説明を受け、施術を受ける事をお勧めします。
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