打球の飛距離を伸ばす、速い球を投げるための下半身の使い方その3

こんばんは。

佐々木接骨院、院長の佐々木です。

今日は「打球の飛距離を伸ばす、速い球を投げるための下半身の使い方その3」として、走る事についてお話します。

投げる、走る、という動作は軸足と言うものがありましたが、走る動作ではどちらかが軸足になるという事はありません。

言うなれば両方が軸足になり、動作をシェアすると言えることが出来ます。

この走る動作でも股関節がカギになります。

スタートで低い姿勢を保つには

野球の中で走る動作が一番クローズアップされるのは、盗塁でしょう。

中でも一番大事なのがスタートです。 盗塁の成功はこのスタートが殆どを占めると言っても過言では無いですよね。

投手のモーションを盗むなど、どのタイミングでスタートを切るかなどの要素も大きいですが、ここではスタート自体のスピードについてお話します。

やはりスタートでは低い姿勢を保つことが重要になります。低い姿勢で地面に強い力を加えて、体を一気に前に押し出します。

メジャーリーグ通算1406回の盗塁記録を持つ、リッキーヘンダーソン。

スタート時に低い姿勢から一気に飛び出していきます。

その低い、爆発的なスタートを可能にするにはやはりここが重要になります。

股関節内旋という動作

投げる、打つでもお話した股関節内旋という動作。

走ることでもこの動きが重要になります。

ここでは足を振り上げた時に、股関節を中心として足が内旋するのが理想です。

股関節が内旋する事により、上体を低くしても足を振り上げる事が可能になります。内旋した股関節は骨盤を前傾させ、重心移動をスムーズにさせます。重心の位置も高くなり、滑らかな加速が出来るようになります。

この時、足首は回内と言って踵が外を向く状態になり、これによって母趾球での接地が可能になり、地面を強くプッシュして体を前に送り出します。

少し理屈っぽくなってしまったので、こんな画像をお見せします。

アサファパウエル選手のスタート時の様子です。股関節が内旋され、振り上げられているのがわかります。左右の選手もそうですね。

先程のリッキーヘンダーソンも内旋されて振り上げられているのが良くわかります。

まとめ

出力=股関節内旋、と理解すれば分かり易いですね。

前に移動する、横に移動する、などの重心を移動する時には股関節の内旋が理想です。

色々なスポーツでも応用が効くので、いろいろ試してみるのも良いですね。

佐々木接骨院
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