痛みの戻りについて
こんばんは。
今日は雨降りの豊橋市です。
「令和」がスタートしました。
改元を経験するのはこれで二回目。
新しく始まった「令和」の時代も、穏やかで良い時代にしたいですね。
今日は痛みの戻りについてお話したいと思います。
治療で痛みが無くなったからと言って、元通りに激しく動かしてしまうとまた症状が酷くなってしまう事があります。
治った!と思っていてまた痛みを感じるのはとても落胆してしまいますよね。
今回のブログは、
痛みが無くなった=完治した
というわけではない事を実際のケースを例にして説明させていただきます。
ケース1:グロインペインのサッカー部の高校生。
グロインペインとはサッカーなどでよく受傷する股関節周りの痛みの事を言います。
ボールを蹴る事で発症すると言われ、痛みが強くなると走ったり歩いたりするだけでも痛みが出るようになります。
この高校生のケースはお腹にアプローチをして一回でほぼ痛みが消失。
まだ無理をせず、本格的な練習はもう少し様子を見てからと伝えましたが、練習試合で人数が不足していたこともあって強行出場。
結果、痛みが少し戻ってしまいました。
ケース2:スノーボードでスキーヤーと衝突して首を痛めた男性。
この場合は交通事故の時のような軽いムチウチのような状態でした。
二回目の来院時に、もう痛みはほとんどない、と言われましたがまだ無理をするのは良くないので三回目の来院をご提案しました。
三回目の来院時まで間隔が空いたのですがやはり、来院前日から痛みを感じるようになったそうです。
ケース3:股関節痛に悩まされていた男性。
原因不明の股関節痛に悩まされ、整体院で治療を受けられていたとの事で、豊橋出張時に当院を見つけてくれて来院されました。
一回でほぼ、痛みが消失し翌日の新幹線で地元までお帰りになられました。
数週間後、豊橋に来られた時に予約して頂き再度御来院。
お聞きすると、その後また痛みが強くなってしまったとのこと。
不安になり,別の出張先の整形外科でレントゲンとMRI検査を受けて異常なしと診断されたそうです。
「いつから痛みがまた出るようになりましたか?」
「治療の翌日からです。あの後、全然痛くなかったんで接骨院から走ってホテルまで帰ったんです。」
「走ってですか?! ちょっと無理しちゃいましたね💦」
痛みを無くすことのメリット
当院では先ず痛みを無くすことを最重要に考えます。
痛みがあると様々な弊害が出てきます。
精神的なストレス、運動不足やそれに伴う筋力低下など。
しかし、当院は接骨院なので痛み止めなどの薬を患者さんに出すことは出来ません。
なので、手技や治療器を使って全く体に無害な方法で痛みを無くすわけです。
それでまずは、日常生活の動作が無理なく行えるようにします。
そうなる事で体が正常に戻るサイクルが早く回り早期回復に繋がります。
完治するために
痛い所やケガしたところが完全に元に戻っていない状態でも、痛みを消すことは可能です。
しかし、ここで無理をしてしまうとまた痛みがぶり返してしまいます。
ケガをしたところや痛みがある所はやはり、ある程度の日数が必要になります。
ここで、適切な間隔で治療を行うと早く完治に向かいます。
ましてや長年の慢性痛ともあれば、ある程度の期間が必要になります。
運動や栄養、生活習慣を見直す必要もあるでしょう。
食べ過ぎ飲みすぎでお腹を壊した時、痛みが治まったらまたすぐに暴飲暴食なんてしませんよね?
誰でも少し胃腸を休める期間を作ると思います。
筋肉や関節も完治するにはある程度の期間が必ず必要になります。
まとめ
そんな事を言っても、一回の治療で患者さんが喜んでくれるのは治療家冥利に尽きます(笑)
しかし、本当に改善するためにはある程度の回数、期間が必要になります。
慢性痛の場合も治療の効果を積み上げる事で、再発しない状態を維持することが出来ます。
メンテナンスを含めて、しっかり治すためには数回の治療を重ねる事をお勧めします。
佐々木接骨院
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