シンスプリントを早く治す。
こんばんは。
豊橋市札木町の佐々木接骨院、院長の佐々木です。
今日は連休明け初日でしたが、病み上がりのような体の重さでスタート。
炎天下での遊びは体のダメージが大きいですね。
【シンスプリント】
最近、シンスプリントの中高生が多く来院しています。
シンスプリントはなってしまうとなかなか治らない厄介なもの。
疑わしい場合は早めに治療したほうが良いでしょう。
シンスプリントは過労性脛部痛なんて言われ方をします。
多くは脛の内側に沿った部分に運動時痛、圧痛を認めます。
ランナー障害やジャンプ動作の多い競技、走り込み、と言われる練習の時期に多く発生します。
その先には疲労骨折も待ち構えていますが、ストレッチなどを頑張ってもなかなか改善しないのが現状です。
【原因】
足首の硬さ、足裏のアーチに低下(偏平足)、体重過多、女性、股関節の可動域、シューズなど様々な原因が言われますが、当院ではまずその痛みを取ってあげたいので、こんなところからアプローチします。
【舟状骨の位置】
足の内側に有るグリグリした突起。
これが舟状骨です。
これは足裏の縦のアーチの最高位にあたり、舟状骨が下がってしまう事がシンスプリントを招く大きな要因と考えています。
痛みの箇所としては、圧痛部付近にある長趾屈筋、その深層にある後脛骨筋と言う筋肉。
すねの骨、及びその骨膜がよく言われますが、最新の報告では骨髄が炎症を起こして腫れてしまい、腫れた骨髄が骨膜を押し上げて痛みを出している、と考えられています。
ここで当院の推察ですが、
足のアーチの消失
↓
足裏のクッション機能の消失
↓
すねの骨にかかる衝撃が増大
↓
シンスプリント発症
と現在考えています。
【治療】
①疼痛改善
微弱電流治療、ハイチャージ治療で痛みをまず改善していきます。
②テーピング
舟状骨を上げる、足のアーチの低下を防ぐ為にテーピングをします。練習や試合、出来れば日常でも貼っておいて貰います。
③運動指導
再発防止の運動を行っていきます。どちらの足が痛いかで運動のやり方が変わってきます。 個人の症状に合わ せた運動を足のみだけでなく、股関節、骨盤、体幹、呼吸からアプローチしていきます。
【まとめ】
シンスプリントは患部に電気、ふくらはぎマッサージ、ストレッチではなかなか改善しない障害です。
その病態、原因、個人の特性、スポーツ特性、などを鑑みた治療が必要です。
「この競技ではこんな動作で負担が大きいよね。 この動作ではこんな動きが負担なく且つ素早く動けるよ。」
こう言った指導も含め、改善していく必要があります。
シンスプリントは頑張って練習している証拠とも言えます。(僕はあまりなったことはありません…。)
早く復帰、改善できるように早めの治療をお勧め致します。