10番

佐々木接骨院、院長の佐々木です。 

このブログは誰も読まないと思いますが、なんか思うところがあって書いてみようと思いました。 

 

高校野球甲子園予選が始まっています。

この時期になると、高校まで野球をやっていた僕はとても楽しみになってきます。

患者さんの高校生や知り合いの子供、良い選手と聞いた子がプレーするを見るのがとても楽しみで、毎週、試合結果に一喜一憂しています。

そんな楽しく見ている試合でも、少し感慨深くなってしまう時があります。

それは3年生の10番の選手を見た時です。

36年前、僕の最後の甲子園予選は10番でした。

特段強くない普通の公立校の野球部です。

春はレギュラーとして使ってもらうこともありましたが結果が出せず、9人には入れませんでした。

当時は大会前に新聞紙上でチーム紹介の記事が組まれ、毎日メンバーが発表されていました。

もしかしたら9人に入れるかも、と期待して毎朝新聞をチェックしていたのを憶えています。

 

入れなかった理由は明確です。

それなりの事をしていなかったから。

ひたすら打ち込んだこともなく、のんのんと過ごしていたから。

でも、もしかしたらと思っていましたが、やっぱり、という結果でした。

 

試合を見ていて、3年生の10番の選手を見つけると、悔しかっただろうな、と想像してしまいます。

僕とは違って必死に努力したけど届かなったんだろうな、と勝手に思ってしまいます。

 

先日、患者さんの高校生Aくんが出場する甲子園予選の試合をネットで応援していました。

小中と抜群のセンスで活躍したAくんは、当然高校でも活躍が期待されました。

当院にも事あるごとに来ていただき、野球の事やプライベートなことまでいろいろ話してくれました。

しかし、大きなけがもあって最後の大会は10番を背負うことになりました。

結果はまさかのサヨナラ負け。

試合出場はならず、彼の高校野球は早すぎる終わりとなってしまいました。

 

画面でベンチ前で号泣するAくんを見つけました。

10番の無念さ、10番の悔しさ、10番を背負うことになった思いが伝わるようでした。

 

高校野球は敗色が濃くなった終盤、10番の選手が代打で出場するケースがよくあります。

せめて1打席でも出してやろう、という温情采配です。

僕はこんな時、自分の姿と重ね合わせて思い入れが強くなり見入ってしまいます。

 

必死に頑張ったんだろうな

もっと活躍したかっただろうな

悔しかっただろうな

 

せめて最後、A君の姿を打席で見たかったです。

 

まだ、大会は続きます。

 

これからも3年生の10番の選手を見つけたら、心から応援します。