肉離れの正しい対処法と早期回復のポイント~再発を防ぎ、最短でスポーツ復帰するために~

運動中に突然「ブチッ」とした感覚が走り、その場で動けなくなる。

スポーツ経験のある方なら、一度は耳にしたことがある「肉離れ」。

実際に起こるとその痛みと不安は想像以上で、「どのくらいで治るのか?」「安静にすべきか?」「アイシングは必要なのか?」と悩まれる方が多いです。

今回は当院での臨床経験をもとに、肉離れの正しい対処法と早期回復のための考え方を詳しく解説します。

 


肉離れを受傷したときの感覚と原因

肉離れ(筋挫傷)は、筋肉が急激に伸ばされることで筋繊維の一部が損傷・断裂するケガです。

発生の瞬間には、多くの方が「バチッ」「プチッ」という音や感覚をはっきりと感じます。

その直後から鋭い痛みとともに、力が入らなくなり、歩行や動作が困難になります。

原因は、筋肉が十分に温まっていない状態で急な動きをしたり、疲労によって筋肉が伸び縮みしにくくなっている状態で強い負荷がかかったりすることが多いです。



特にスポーツの試合終盤や寒い時期、急発進・急停止を伴う動作中に発生しやすい傾向があります。

 


レントゲンではわからない ― エコー検査での正確な診断

肉離れは、筋肉や筋膜といった“軟部組織”の損傷です。

そのため、レントゲンでは異常が写りません

しかし、超音波エコーを用いると、損傷の部位や範囲、出血の有無などをその場で正確に確認することができます。


黄色い丸で囲まれた部分が肉離れ箇所で、
他に比べて黒く大きな画像が確認できます。

エコーは非侵襲的でレントゲンのような被ばくもなく、リアルタイムで筋肉の動きを観察できるのが大きな利点です。

当院でも初診時に必ずエコーを用いて状態を確認し、回復の過程も経時的に追っていきます。

これにより、無理のない運動再開やリハビリの進行を安全かつ的確に判断できます。


好発部位と特徴

ふくらはぎ(腓腹筋)

ジャンプやダッシュ時の蹴り出し動作で発生しやすく、歩行時にも痛みが強く出ます。

内側や中央の少し下部分に好発し、軽症でも階段の昇降やつま先立ちが困難になります。

ハムストリングス(太もも裏)

スプリント動作や急なスタートダッシュ動作での発生が多く、スポーツ選手に頻発します。

内側上部に好発し、重症化しやすく、治癒の遷延、再発も多いため適切な初期対応が非常に重要です。



共通する筋肉の特徴

この二つの筋肉は2関節筋と言う特徴が共通します。

2関節筋とは、2つの関節をまたぐ筋肉の事で、腓腹筋は膝と足首の関節、ハムストリングスは股関節と膝の関節をまたいでいます。

2つの関節の動きに関与するためそれだけ負担も強くなり、肉離れの好発部位となってしまうのです。


初期対応 ― アイシングよりも圧迫を優先

一般的には「まず冷やす」と言われますが、近年の知見ではアイシングは必ずしも必要ではないと考えられています。

冷却によって痛みは和らぎますが、同時に血流も低下し、修復反応が遅れる可能性があるからです。

それよりも大切なのは、圧迫によって出血を抑えることです。

出血が広がると内圧が高まり、痛みや腫れが強くなり、治癒が遅れてしまいます。

弾性包帯などで軽く圧迫をかけるだけでも、回復のスピードに差が出ます。


受傷直後からの通電施術で回復を早める

当院では、受傷直後から高周波、微弱電流による通電施術を行います。



これは筋繊維の損傷修復を促進し、炎症や腫れを最小限に抑える効果があります。

電流を流すことで細胞レベルでの代謝が活性化し、自然治癒力を最大限に引き出します。

早期に通電を開始することはメリットしかありません。

回復のスピードが大きく変わり、軽症なら数日、重症でも数週間で動作痛が軽減し、リハビリへ移行できます。


固定・安静期間は設けない ― 動かすことで早く治す

従来の「安静第一」「固定して休む」という考え方は、現在では見直されています。

筋肉は使わない期間が長くなると萎縮し、血流が悪化して修復も遅れます。

当院では、痛みの範囲内でできる限り早期から自力運動を行うことを推奨しています。



特に、損傷部位に新鮮な血液を送り込むことが、修復の鍵になります。

もちろん、ただ無理をして動かすのではなく、エコーで回復状況を確認しながら慎重に進めます。

動くためのテーピングでもたらされる、安心感と動きやすさ

当院では安静にするための固定は行いませんが、患部にテーピングを行っています。

これは出血や腫れを早期に改善させる役割と、安心感を感じて動きやすくさせるための役割があります。

損傷の度合い、症状に合わせて貼り方をオーダーメイドして行きます。

テーピングをする事で患部への負担を軽減しつつ動くことが出来ます。

入浴も可能な特殊なテーピングなので、痒みや肌荒れが無ければ数日間、持続して貼っておくことが可能です。


段階的な荷重とリハビリ

最初は部分的な荷重から始め、痛みのない範囲で徐々に負荷を上げていきます。

回復が進むにつれ、ストレッチや軽い筋収縮を取り入れ、筋繊維の配列を整えることが重要です。

これを怠ると、筋肉が硬く癒着し、再発リスクが高まります。

当院では、エコーで修復状態を逐次確認しながら、再発予防のためのストレッチ・筋トレプログラムをCSCS資格(全米認定のトレーニングコーチ)を持つ院長が個別に組んでいきます。





 


当院での施術と回復事例

佐々木接骨院では、肉離れの重症度に関わらず「早期回復・再発予防」を両立するための施術を行っています。

  • ハイチャージ、微弱電流エレサス施術による細胞レベルの修復促進

  • 段階的リハビリ指導による安全な運動再開

  • エコーでの経過観察による的確な施術管理

これらを組み合わせることで、重度の肉離れでも約1か月でスポーツ復帰を果たした例も多くあります。

【事例紹介】

社会人アメリカンフットボール選手(47歳)

試合中に腓腹筋(ふくらはぎ)を受傷し、歩行も困難な状態。

整形外科を受診しMRI検査で損傷範囲を確認して、全治3か月の診断。



その後当院受診され、エコー検査で筋繊維の部分断裂を確認。初回からハイチャージ、微弱電流通電を行い、初日から自力運動を開始。

3週目にはジョギング再開、4週目で全力ダッシュが可能となり、1か月で完全復帰。

このように、早期からの通電、運動を行えば、従来よりも格段に早く安全な復帰が可能です。


再発を防ぐために ― 綺麗な筋修復がカギ

肉離れは「治ったと思ったら再発した」というケースが非常に多いケガです。

その理由の多くは、筋繊維が十分に整列しないまま復帰してしまうこと。

回復期には、軽いストレッチや収縮刺激を加えることで筋線維を正しく並べ直すことが必要です。

当院では、施術と同時に正しいストレッチ法や体の使い方まで丁寧に指導し、再発しにくい筋肉づくりをサポートしています。

 


肉離れでお悩みの方へ ― まずはご相談ください

痛みが強い、歩くのもつらい、復帰の時期が見えない――。

そんな時こそ、正確な診断と適切な初期対応が重要です。

放置や自己判断での安静は、回復を遅らせるだけでなく、再発のリスクを高めてしまいます。

佐々木接骨院では、エコー検査と専門施術により、安全かつ最短での回復を目指すサポートを行っています。

肉離れをはじめ、スポーツ障害や筋肉のトラブルでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。


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