女性アスリート問題とキッズの運動プログラム。

こんにちは。

 

今日も蒸し暑い豊橋市です。

 

昨日の日曜日は名古屋までセミナーを受けに行ってきました。

 

実は金曜から風邪をひいてしまい、しばらく体調の悪い日が続いていたんです。

 

一番悩まされたのが喉の痛み。

 

つばを飲み込むだけで激痛が走ります。

 

食事もままならず、食べれるゼリーやプリンを何とか流し込むだけ。

 

土曜日の海陽学園アメリカンフットボール部でのトレーニングセッションもキャンセルさせてもらい、日曜のセミナーに照準を合わせて治すことに集中しました。

 

しかし、薬を飲んでもなかなか回復しない喉の痛み。

 

そこで、当院のハイチャージです。

 

酷い擦り傷などにも治療効果が高い、このハイチャージ君。

 

通電してセミナー当日。

 

喉の痛み、ほぼゼロ。

 

嘘?って感じです。

 

唾を飲み込んでも痛くない。

 

痛いと思って一つにしたコンビニで買ったマズいハンバーガーを食べても、全然痛くありません。

 

「喉、痛い方~! のど飴や薬よりハイチャージですよ~!」

 

って叫びたいくらいです。

 

お陰で、集中してセミナーを受けることが出来ました。

 

セミナー内容は、

「S&C現場における女性特有の問題について」

「キッズのためのS&Cトレーニングの導入」

 

 

この春から女子中学生バスケットボールチームのトレーナーもする事になりました。

 

なので、何か事前に頭に入れておいた方が良いと思い受講したのですが、それ以上の収穫のあるセミナーでした。

 

【成長スパートを逃すな!】

思春期にとんでもなく身長が伸びる時期ってありますよね。

男子で約13歳、女子は早熟で11歳。

1年で8~11センチ伸びるのが平均。

この時期を成長スパートといいます。

この大切な時期は栄養、運動、休養のバランスを心掛け、決してオーバーワークにならないようにしましょう。

ここで不十分な栄養、練習過多になってしまうと予測された身長まで伸びない可能性があります。

逆にしっかり休養して運動、栄養のバランスを考えてあげると、予測以上の身長になる事も考えられます。

 

【どうやって予測する?】

定期的な計測が必要になります。

出来れば一カ月単位での計測。

思春期8歳~から、それまでの推移とは違う伸びを感じたら、それが成長スパートに入った時期と考えて良いでしょう。

 

【何を食べる?】

タンパク質はもちろん、カルシウム、鉄分、亜鉛を意識的に摂りましょう。

魚に含まれるアルギニンというアミノ酸が身長を伸ばすには効果的だそうです。

アルギニンは高野豆腐、湯葉、豚、鶏、落花生などに含まれています。

 

 

【女性特有の問題】

この成長スパートを終えた半年から2年後の間に女子は初潮を迎えます。

この時、十分な栄養が足りていないと時期が遅くなり、周期異常にも繋がっていってしまいます。

 

【FATとは?】

Feamale Athlete Triad

女性アスリートの三主徴と言われ、

      栄養不足
        ↓
      月経異常
        ↓
      骨粗鬆症

練習やトレーニングが激しくなったにも拘らず、食事の量が足りず、利用できるエネルギー不足になり、月経異常や無月経を引き起こし、疲労骨折やケガの治りが悪くなり、将来的には骨粗鬆症に繋がってしまいます。

まずは自分の今の状態、栄養、休息、練習、疲労度、怪我の治り、などを鑑みて怪しいと思ったら改善できるところはすぐに改善したほうが良いでしょう。

 

【審美系競技の問題】

こういった問題が比較的多いのが審美系競技だそうです。

体操、新体操など。

彼らはみんな、概ね小柄で小さい頃から激しい練習と減量と言う矛盾した世界で生きてきました。

成長スパートなど全く無視され成長する時期を奪われた、と言っても言い過ぎではないのかもしれません。

勝負の世界ではしょうがないかもしれませんが、バレエをやっている長女を持つ親としては少し複雑になってしまいました。

 

 

かなりデリケートな部分にも触れましたが、女性アスリートに相対する時に、事前にこういった事を頭に入れておくことは、相手に対しても余裕を持って接することが出来ると思うんです。

相談はされなくても何となく察してあげたら相手も楽かな?なんて思ったりもします。

 

 

長くなったので、次回に続きます!

 

 

 

 

 

 

 

 

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