炎症ってなに?
こんにちは。
今日は雷雨が心配される豊橋市です。
昨日は長女が真っ赤な顔をして学校から帰って来たようです。
腹痛を訴えかなりぐったりした様子でした。
今朝も少し辛そうなので今日はお休み。
ちょっと熱中症っぽいですね。
片道20分かけて歩く通学路は、一年生にとって少し辛いかもしれません。
これからもっと暑くなるので、体調管理は怠らないようにしたいと思います。
一昨日、長男が院にやって来ました。
「パパ、ここが痛いんだけど診てくれない?」
アキレス腱あたりが気になるようです。
押すと少し痛く、つま先立ち、軽いジャンプで痛みが出ます。
「アキレス腱が炎症を起こしてるね」
4年生になり学校の部活に参加するようになった長男。
彼が選んだのはバスケットボール部。
練習のある日は楽しくやっているようですが、日曜日のラグビースクールの練習と合わせて少しオーバーワークになっていたように思います。
体重も関係していると思いますが💦
「部活が始まって練習頑張ってやってるでしょ、ジャンプとかいっぱい走ったりして。だからこのアキレス腱の部分が炎症を起こしちゃってるんだよ」
「えんしょうって何?」
ハッと思いました。
今まで患者さんに向けて、何気なく使っていた「炎症」と言う言葉。
これ、患者さんに説明するには便利な言葉なんです。
何となく悪いんだ、と言うニュアンスを感じさせる、施術する側にとっては簡単で都合のいい言葉。
こんな事を気づかせてくれた長男にはとても感謝しています。
そこで改めて、小学校4年生でも分かるように説明させてもらいました。
「バスケットやラグビーで沢山動くことで、このアキレス腱の部分にとても小さな傷が出来てしまうのね。その傷を治そうとして、まず痛くなって、ここはも動かさないでねって教えてくれるんだよ。」
「ふ~ん」
「それで、傷を治すためにちょっと腫れたり、赤くなったり、熱くなったりするんだよ。それを全部ひっくるめて炎症って言うんだ。」
「じゃあ、いっくんが蚊に刺されてボコッと腫れるのもそう?」
「そう!そう! あれは蚊に刺されたことで悪いものが体に入っちゃったから、それをやっつけるために体が戦っているんだよ」
「ふ~ん、そうなんだ~」
「だから、炎症は体に悪い事じゃないんだ。でも、強すぎるのも良くないから治療するね」
「うん!」
もう少し分かり易く説明したかったですが、納得してくれたみたいです。
こちらが患者さんに何となく伝えている言葉も、分かりずらい時があったように思います。
これからはもっと噛み砕いて、分かり易く伝える事を心掛けていきます。
長男に感謝です!
何かご褒美…かな(笑)