足首捻挫を治療した後も、ずっと痛みが残る原因とは

最近足首の捻挫の患者さんが立て続けに来院されます。

良くなったと思ったら、またすぐに別の患者さんが来てくださいます。

足首の捻挫ってしっかりと治さないと癖になってしまうんですね。

普段の生活で動いているのは問題ないけど、ちょっとした拍子に痛くなったりすることがあります。

押しても痛くないし、走れるし腫れも無いけどなんか痛くなる。

こんな症状でお困りの方は少なくありません。

このページの内容

靭帯の損傷だけではない

足首の捻挫はそのほとんどが内反捻挫と言われる足首を内側に捻って受傷するものです。

その時に損傷を一番受けるのが前距腓靭帯と言われる、外くるぶしの下辺りにある靭帯です。



内側に捻る事で前距腓靭帯が一番大きなストレスを受けるんですね。

患者さんもこの前距腓靭帯周辺に痛みを訴えることが多く、腫れや熱感などもここを中心として強く現れます。

しかし、内反捻挫の強いストレスで影響を受けたのは前距腓靭帯だけではありません。

関節を取り巻く関節包と言われる薄い膜や、毛細血管、腱なども損傷を受けます。そして、その強いストレスは足首の骨格そのものにも影響を及ぼします。

関節のズレ

足首の関節は凹凸状になっています。


あまり動かないような感じもしますが、これでもかなりの可動域があります。

内反捻挫によってこの凹凸の関係性が少しずれてしまう事があるんですね。

脱臼をしてしまう事もありますが、そこまでいってしまうと見た目でもその異常さがはっきりとわかります。

しかし、脱臼まではいかなくても内反捻挫によって少しの関節のズレが発生し、そのまま気付かずに放置されてしまうケースがあります。

当然ズレたままですので、違和感や痛みが存在します。

靭帯は治った、腫れも引いて普通に歩ける、階段も登れる、でも何か痛い時がある。

こういう場合は見逃された関節のズレが原因であることが多くあります。

整復で正しい位置に戻す

関節がズレているので、正しい位置に戻してあげれば痛みは収まります。

柔道整復師にはその名にあるように整復と言う技術があります。

足首を手で操作して凹凸の関係を改善してあげれば、違和感や可動域の制限などがすぐに改善するケースも少なくありません。

足首捻挫の根本治療

足首の捻挫を繰り返さない、長く痛みを引きずらないようにするには関節を正常化する事が必要になります。

ズレた関節を元の位置に戻すことをして初めて、捻挫の根本知慮が完了したと言えるでしょう。

膝や股関節、腰などが痛い場合も足首の関節が原因の場合も良くあります。

左右で足首の可動域を比べてみて動きが悪い場合は、整復が必要な状態の可能性があります。

まとめ

長く引きずる捻挫後の痛みは、関節のズレに原因がある事が多くあります。

どうも気になる、痛い、動きが悪い、という方は一度ご相談ください。

佐々木接骨院
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