足首サポーターが逆効果なケースとは?

おはようございます。

佐々木接骨院、院長の佐々木です。

寒くなりましたねー🍂

もうすぐ12月という事で街のお店はクリスマスモード。

当院も遅れてはならぬと今日からリースを飾りました。



このリース、落ち着いた感じでとても気に入っているんです。

御来院の際にはチラッとご覧になって頂ければと思います^^


当院にはスポーツを頑張っている方が沢山来て頂いております。

小学生から社会人、プロ選手まで様々な年代、ジャンルからお越し頂いているのですが、お悩みの中で比較的多いものに足首の捻挫があります。

急性や慢性的な痛み、少しの違和感から全く歩けないほどまでその症状や程度は
さまざまです。

そんな足首の捻挫でお困りの方が良く着けているのが足首のサポーターです。

このサポーター、足首の捻挫を防いだり、捻挫後の不安感や違和感を解消するのにとても有効なものですが、使い方を誤ってしまうと逆に足首の状態を悪くしてしまう事もあります。

実際に当院の患者さんでも数人、間違った使用法をされていた方がいらっしゃったので、正しいサポーターの使い方をここでお話させて頂きます。

どうぞ、ご参考にしてみて下さい。

このページの内容

よくある足首の捻挫

足首の捻挫は殆んどのパターンは内反捻挫というものです。



内反と言うのは小指側が内側に捻られる事で、この場合、足首の外側に強いストレスが加わって受傷します。

内反捻挫が足首の捻挫のほとんどを占めるので、市販の足首サポーターはこの内反捻挫に対処出来るように作られています。

稀な足首捻挫のケース

しかし、殆どが内反捻挫と言いましたが、稀に逆に捻ってしまうケースもあります。



これは外反捻挫と言い、足の小指側が上に、土踏まずの部分が内側に倒れ込むように捻って受傷するものです。

この場合は内反捻挫とは逆の足首の内側に強いストレスが掛かり受傷します。

外反捻挫になりやすい足首

外反捻挫は稀と言いましたが、足首の関節の形状によって外反捻挫になりやすい方と言うのが存在します。

これは回内足と言って、もともと足首が内側に倒れ気味で、土踏まずのアーチの凹みが浅い状態を指します。

回内足はそうでない状態の足首より足首が内側に倒れやすく、外反捻挫になりやすいと言えます。その他にもシンスプリントや有痛性外脛骨、外反母趾などのリスクも高くなります。

市販サポーターの効果と弊害

市販で売られているサポーターは内反捻挫を予防するために作られています。

サポーターで内反捻挫を予防するには外側(小指側)をグッと引き上げて、内側に捻らないようにしなければいけません。
これで内反捻挫の予防をする事が出来ます。

では外反捻挫をしているのに内反捻挫用のサポーターを着けたらどうなるでしょうか?

この場合、小指側が引上げられ、外反捻挫で痛めた足首の内側にストレスが掛かり、痛めている箇所を悪化させてしまいます。

外反捻挫に対する対処法

当院ではサポーターに関して言えば、左右逆につけても良いと伝えています。

もちろん、勝手にやってもらうと危険なのでこちらで調整して実際に着けてみて、感触を確認しながら、しばらく様子を見て使ってもらいます。

しかし、ここで外反捻挫に対しては内側を引き上げないといけないからと、土踏まずをグッと引き上げてしまうと内反捻挫になる可能性が高くなってしまいます。

回内足でも内反捻挫が多い傾向は変わりありません。

ですので過度に内側を引き上げるのではなく、あくまでも真ん中(ニュートラル)に位置することを意識してサポーターを着けるようにします。

まとめ

足首の捻挫をしてしまい、その捻挫が足首の内側を痛めた外反捻挫であった場合は、市販のサポーターを着けるには注意が必要です。
マニュアル通りに着けると逆に痛めたところにストレスを掛け、悪化してしまう可能性もあります。

サポーターを着ける場合はその捻挫のタイプを見分け、症状によって着け方を変えていきましょう。

その際、自分で判断せずに専門家に相談してみることをお勧めします。

佐々木接骨院
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